エアトリは10代~70代の男女959名を対象として副業に関する調査を実施。その結果を発表した。調査結果の主なトピックは以下5つ。
- 職場が副業を認めている割合は約半分
- 副業しているのは約4人に1人
- 副業後の変化は「生活に余裕が出来た」など前向きな回答が多い
- 経験が最も多い副業の種類は「短期・単発バイト」
- 興味がある副業の種類は「短期・単発バイト」
約半数が職場で副業が認められている
就業中・退職済の人に、職場で副業が可能(可能だったか)聞いたところ、約半数(46.6%)が「はい」と回答。「いいえ」(53.4%)との回答の方が上回ったものの、その差は小さく約半分の会社で副業が認められていることがわかった。
業種別にみると、副業可能と回答した人の割合が最も多かったのは「流通・小売り・フード」(70.7%)だった。そのあとには、「マスコミ・広告・デザイン」(66.7%)、「サービス・レジャー」(65.8%)が続いた。
約4人に1人が副業していると回答
就業中の人を対象として副業経験の有無を聞いたところ、24.3%が「副業している」と回答。今はしていないものの過去に副業経験があると答えた人も9.1%となり、あわせて3割以上が副業経験があることがわかった。
副業経験がない人でも「していないが興味がある・してみたい」(33.7%)と回答。「副業していないし、する予定もない」(32.9%)と回答した人を上回り、副業に対し関心をもつ人が多いことがわかった。
副業を経験したことがある人、興味を持った人にそのきっかけを聞いたところ、本業の収入が少ない、老後の蓄えのためなど金銭に関する理由が大多数だった。一方、時間を有効に使いたい、自分の能力の幅が広がるため、といった意見もあった。
たいして副業を辞めた理由については、体力的・時間的に難しくなったとの意見が多くみられた。
副業後の変化、「生活に余裕が出来た」(24.5%)、「充実感がある」(18.0%)
就業中でかつ副業経験がある人に、副業をはじめた感想をきいたところ「生活に余裕が出来た」(24.5%)との回答が最も多かった。そのほか、「充実感がある」(18.0%)と回答が続き、副業に対して前向きな意見を持つ人が多いことが分かった。
最も多い副業の種類、「短期・単発バイト」(24.1%)
就業中でかつ副業経験がある人に、経験のある副業の種類を聞いたところ「短期・単発バイト」(24.1%)との回答が最も多かった。同社ではこの結果について、スポットで働きたいと考える人が多いのかもしれない、と推測している。「その他」と回答した人のなかには、資格を活かして働くという意見が多く見られた。
興味のある副業の種類、「短期・単発バイト」(30.0%)
就業中かつ副業経験がないが興味があると考えている人に対し、副業をするとしたらなにをしたいか聞いたところ、「短期・単発バイト」(30.0)との回答が最も多い結果に。同社ではこの結果について、副業経験のある人と同じく、スポットで働きたいと考える人が多いのかもしれない、と語っている。
また「その他」の回答のなかには、資格を活かした仕事など具体的な意見のある人もいたものの、その多くは「特に」なしとの回答だった。この結果から同社では、副業に興味があっても何をしていいか分からないと感じている人が一定数いるのかもしれない、と推測している。
■調査概要
調査タイトル:「副業」に関するアンケート調査
調査対象:10代~70代の男女959名
調査期間:2019年6月18日~6月21日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社エアトリ
<出典元>
4人に1人が「副業している」事が判明! 副業経験なしの過半数が副業に「興味あり」エアトリ