住友商事、創立100周年を契機に民間宇宙開発の新領域に挑戦

住友商事時計(以下「住友商事」)とispaceは、世界初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナー契約を締結し、住友商事は、2019年に創立100周年を迎えることを契機に民間宇宙開発の新領域に挑戦することを発表した。

ispaceが運営するHAKUTO-Rプログラムは、民間初の月面探査を実現し、月面でのビジネスの可能性を切り拓くことで、月と地球が一つの経済圏となり、人類にとっての新しい市場の創出を目指している。

月面には水などの資源が存在していることが確認されており、特に水は人類が宇宙に進出するために非常に重要で、水は、電気分解することで水素と酸素に分解することで、ロケットなどの燃料を生み出すことができると期待されているという。

水資源を軸として月面開発が進み、国際宇宙ステーションのように人類が滞在することができるインフラ構築が現実のものとなると、地球を越えた月までの空間が、人類にとっての新しい活動の場となる。

住友商事は、米国ユナイテッドテクノロジーとの合弁会社であるHamilton Sundstrand Space Systems Internationalが開発・製造・販売する宇宙服や環境制御システムなどへの取り組みを通じ、政府主導の国際宇宙開発事業に携わってきたなかで、今回次世代の宇宙事業に取り組み、民間での宇宙開発という新領域への挑戦を始めると発表。

住友商事株式会社、執行役員の石田英二氏は、

「住友商事は、国際宇宙開発への貢献に加えて民間の宇宙分野へのチャレンジ、将来の民間宇宙利用商業化の可能性を追求する事で新領域への挑戦を通じた新たな価値の創造を目指します。」

とコメントしている。

株式会社ispace、ファウンダー&CEOの袴田武史氏は、

「新しい市場でのビジネスを考える際に、住友商事が持つ経験とネットワークは非常に重要です。月を舞台に活躍する世界初の商社としての活躍を期待しています。」

と述べている。

住友商事は、創立100周年を節目とし、次の100年に向けて、2019年4月に開設したオープンイノベーションラボ「MIRAI LAB PALETTE」などを通じ、多様な分野のメンバーをネットワーク化しながら、住友商事のアセットを最大限活用し、新たな価値の共創を目指していくとしている。

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