ANAら「時差ボケ調整アプリ」トライアル実施、”働き方改革”を視野に

ANAホールディングス(以下ANAHD)とニューロスペースは、時差ボケを伴う海外渡航者向けの時差ボケ調整アプリを共同開発しており、今回開発に共感した企業が参画し、利用対象者を社外に拡大したトライアルを実施したことを発表した。

時差ボケ調整アプリは、「お客様がヒコーキにご搭乗された後でも疲れを感じず最大のパフォーマンスを発揮していただきたい」、さらには「ヒコーキに乗る前よりも元気になっていただきたい」という思いをこめ、現代の最新技術を取り入れた「ANA Travel Wellness 乗ると元気になるヒコーキ」プロジェクトのサービス第一弾として開発を進めているもの。

今回実施する社外トライアルは、海外との取引や海外渡航を伴う業務がある企業が参画し、当該企業の従業員の海外渡航時に時差ボケ調整アプリの利用を行うとのことだ。

【社外トライアル概要】

時差ボケは、業務の生産性を低減する一つの要因となっていると考えられ、これまで従業員各自にゆだねられていた時差ボケへの対処に対して各企業が取り組む働き方改革への活用としても、その効果が期待されるという。

本トライアルを通じて、アプリの効果や使い勝手を、ビジネスパーソンの視点および企業としての働き方改革への活用の視点で検証していくとしている。

同社は今後、時差ボケ調整アプリの開発及び実証実験を進め、2020年4月のサービス開始を目指し、また、ユーザーに提供される助言や推奨が実践しやすくなるよう、ANAのラウンジや機内サービスとの連携、出発前・渡航先・帰国後における提携先とのサービス連携など、アプリ内に留まらないサービス提供を検討していく方針とのことだ。

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