日本の1人当たりのプラごみ廃棄量「世界第2位」、レジ袋有料化に8割超が理解を示す

「オレンジページくらし予報」では、国内在住の20歳以上の女性を対象に「プラスチックごみ」について調査を行い、実施したアンケートの結果を公表した。

日本人1人当たりのプラスチックごみ廃棄量は世界第2位

2018年6月に発表されたUNEP(国連環境計画)の報告書『シングルユースプラスチック』によれば、日本のプラスチックごみの廃棄量を人口1人当たりに換算すると32kg、アメリカに次いで世界第2位だという。

また、この事実を「知らなかった」と答えた人は79.8%だった。

同じ『シングルユースプラスチック』によればプラスチックごみの総合量(国、地域別)は中国が第1位、第2位はEU諸国、第3位はアメリカ(2014年)で、日本はインドについで第5位。

近年、プラスチックごみ問題で最もクローズアップされているのが「海洋プラスチック」。なかでも、太陽光などで劣化した小さな「マイクロプラスチック」は今この地球上の陸海空、生き物すべてにとって大きな問題になっているという。

「“マイクロプラスチック”という言葉をご存じですか?」という設問には「意味まで知っている」25.2%、「言葉だけ聞いたことがある」36.7%、「知らない」38.1%で、「知らない」が最多だった。

レジ袋有料化「受け入れられる」86.5%、「5円まで」許容できるが最多42.5%

ごみを減らすために実際に行動したことの1位は「マイバッグを持参する」87.1%だったが、今「レジ袋」の有料化が検討されている。

これについてどう思うか、という問いには「受け入れられる」86.5%(受け入れられる54.1%+どちらかといえば受け入れられる32.4%)と多くの人がレジ袋有料化に対し理解を示す結果になったという。

さらに「有料化を受け入れる」と回答した人に「レジ袋1枚当たりいくらまでなら許容できますか?」には最多が「5円まで」42.5%、「2円まで」24.3%、「1円まで」12.1%という結果に。

「この先の個人・国・世界の取り組みによって、状況が改善する余地があると思いますか?」という最後の設問には90.1%の人が「そう思う(そう思う46.4%+ややそう思う43.7%)」と答えた。


<調査概要>
調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数979人)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2019年6月18日〜6月23日

<参照元>
日本の 1 人当たりのプラごみ廃棄量世界第 2 位! 「知らなかった」79.8%「ごみの分別で判断に困った経験がある」65.8%レジ袋の有料化、いくらまで受け入れられる? 「5 円まで」が最多 42.5%
オレンジページくらし予報

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