「インターンシップ人気企業ランキング」。ニトリが1位、ITではヤフーがトップ

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2019年7月26日、楽天が運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」(以下・「みん就」)が、「インターンシップ人気企業ランキング」および「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」を発表した。

対象は、「みん就」に登録している2021年卒業予定の学生。インターンシップに参加したい企業を5社ずつ選択し、各企業を志望する理由を回答したものを、独自の算出方法で集計している。

理由の選択肢は、11個。「プログラムが楽しそう」、「プログラムが実際の仕事内容と近い」、「プログラムの難易度が高く成長できそう」、「プログラムを通じてスキルが身につきそう」、「集まる学生のレベルが高そう」、「報酬が良い」、「その企業の採用に有利になりそう」、「その企業以外の採用に有利になりそう」、「先輩に勧められた(WEBの口コミも含む)」、「教授・親に勧められた」、「企業担当者のイメージが良い」だ。

2つのランキングに見られた傾向は、次のとおり。

インターンシップ人気企業ランキング

昨年3位のニトリが順位を上げ、総合1位にランクインした。同社のインターンシップでは、商品開発やマーケティングなど、最大4つの業界を体験できる充実したプログラムが人気を集めているという。

業界別にみると、昨今低迷が続いていたメガバンクに人気復調の兆しが感じられるようだ。銀行系で、三菱UFJ銀行(53位→19位)と三井住友銀行(85位→42位)が30位以上も順位を上げた。

また総合ランキングにおいてとくに順位を上げたのが、三井ホーム。昨年235位から34位へと大躍進している。志望理由別ランキングでも「プログラムが実際の仕事内容と近い」、「企業担当者のイメージが良い」で、それぞれ1位にランクインした。

今年新たにランクインしたのが、アロージャパン(8位)だ。脱出ゲームを取り入れたユニークな選考プログラムが学生の注目を集めたという。

調査をおこなった「みん就」では、「学生がインターンシップを選ぶ基準としてプログラム自体の魅力や成長機会を重視する中で、実践・体験型かつ独自性のあるプログラムを実施する企業が多く上位にランクインした」との分析をしめしている。

IT業界インターンシップ人気企業ランキング

総合ランキングでは、ヤフーが1位にランクインした。次いでランクインしたLINE(2位)や楽天(5位)、ぐるなび(9位)を含め、WEBサービス企業4社がトップ10入りする結果となっている。

これらの4社では、職種やテーマごとに分けた体験型のインターンシップを実施。幅広い層の学生が参加できることが、支持を得る理由となったとみられている。

WEBサービス以外では、アクセンチュア(6位)や野村総合研究所(NRI)(10位)といった、コンサル系企業2社がトップ10入りした。

コンサル系企業では、「プログラムが実際の仕事内容と近い」という志望理由別のランキングで、2位にデロイト トーマツ コンサルティング(総合31位)、5位にアビームコンサルティング(総合26位)、6位に大和総研ホールディングス(総合21位)がランクイン。

これについて「みん就」では、「とくに実践・体験型のインターンシップを実施する企業が、成長意欲の高い学生やインターンシップの段階で実力を試したい学生からの支持を得る傾向がみられた」としている。

※調査概要
調査主体:楽天みん就
調査期間:2019年4月4日~2019年6月22日
調査対象:2021年卒業予定登録学生会員
有効回答人数: 「インターンシップ人気企業ランキング」1,524人、「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」841人
調査方法:「楽天みん就」上でのWebアンケートおよび、楽天みん就主催の就職イベント会場での紙アンケート
※学生が、「インターンシップ人気企業ランキング」の調査対象企業約400社、「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」の調査対象企業約200社から、インターンシップに参加したい企業を、5社ずつ選択し、各企業を志望する理由を回答したものを、「みん就」が独自の算出方法で集計した。
※調査対象企業については投票終了時点で、2021年卒学生向けにインターンシップを開催している企業を基準として選定している。

<出典元>
IT業界インターンシップ人気企業ランキング
楽天みん就

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