サイシードは、 2019年8月7日(水)より、企業のLINE公式アカウント上にアプリ機能を持たせることができるLINE内アプリ開発プラットフォーム『モンキーアプリ』をリリースした。
『モンキーアプリ』では、主要な機能モジュールを利用しLINE内アプリの開発が行なえるとのことだ。
企業は自社で開発する場合と比べ、大幅に少ない初期費用と月額費用でLINE内アプリを利用可能。新機能の追加やインフラやLINEの各種APIのバージョンアップへの対応もクラウドから提供するとしている。
「モンキーアプリ」概要
「モンキーアプリ」は、企業のLINE公式アカウント上にアプリ機能を持たせることができるLINE内アプリ開発プラットフォームである。導入用途には、BtoB受発注、営業日報入力、EC運営サイトなどが挙げられるとしている。
企業側、ユーザー側双方のメリットは以下の通り。
【企業側のメリット】
- 少ない開発工数で実装が可能なため、従来の1/3程度の期間と費用でのアプリ開発が可能。
- LINEプラットフォーム上だけで開発すれば、iOSとAndroid両方で利用可能。
- アプリ内で課金する場合も、アプリストアに高額な手数料を支払う必要がない。
【ユーザー側のメリット】
- LINE内アプリは「友だち追加」ボタンのクリック、もしくはQRコードを読み込むだけで気軽に利用が可能。
- アプリのインストールが不要のため、データ容量が圧迫されにくい。
- LINEアカウントを利用するため、ユーザー登録等の手間を省ける。
<機能の特徴>
- LINEフロントエンドフレームワーク(LIFF)
- チャットボット連携
- 業務システム連携
- LINEログイン
LINE内でブラウザを立ち上げられる機能。一般的なアプリ内ブラウザと異なり、ブラウザ内の行動とLINE UserIDが紐づくため、パーソナライズされたコンテンツの出し分け可能。
同社が開発するAIチャットボットと連携させることで、ユーザーからの質問に対して、チャットボットが自動で対応することが可能。
社内のCRMや勤怠管理システムなどのデータベースと連携することで、移動中でもスマホでデータの入力・閲覧を行なったり、適切なタイミングでLINEメッセージにてリマインドを配信したりすることができる。
サイトのログインIDとLINE UserIDを連携させることで、カート落ちや商品レコメンドをLINEに通知することが可能に。
同社は、充実のサポート体制でクライアントのLINE内アプリの成長を継続的にサポートするとともに、今後、BtoB向けを中心に2021年までに300社の導入を目指すとしている。