ディー・エヌ・エー(以下 DeNA)とSOMPOホールディングスの合弁会社である、DeNA SOMPO Mobilityが運営する個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」において、“0円マイカー”の仕組みによる新しいカーシェア(レンタカー※1形態)「Anyca Official シェアカー」を2019年8月7日から開始したことを発表した。
「Anyca Official シェアカー」は、DeNA SOMPO Mobility(クルマの所有、運営会社)、オーナー(駐車場の提供、洗車、清掃などのクルマの状態管理)、ドライバー(クルマの利用者)の三者で成り立つカーシェア(レンタカー形態)サービスで、Anycaのアプリにて新たに利用できるようになる。
Anycaにおける個人間カーシェアと異なり、“0円マイカー”の仕組みによって、無人受け渡し可能な※4レンタカーとして、1時間からの短時間利用が可能。
- 「Anyca Official シェアカー」のクルマ
- 「Anyca Official シェアカー」のオーナー
- 「Anyca Official シェアカー」のドライバー
本サービスにおけるクルマの所有者は、DeNA SOMPO Mobility。これをカーシェア(レンタカー形態)用のクルマとして“0円マイカー”のオーナーに貸与。
オーナーは、駐車場の提供とクルマの管理(洗車やガソリン補給など)を行うことで、クルマを購入することなく、一定の時間マイカーのように利用することができる。
このクルマには、カーシェア受け渡し用の機器が取り付けられているため、「Anyca Official シェアカー」としてのカーシェア時は無人受渡※2が可能となる。
オーナーはDeNA SOMPO Mobilityからクルマを預かり、駐車場の提供とクルマの管理(洗車やガソリン補給など)をすることで、駐車場代相当額※3と他のドライバーがそのクルマを利用した際のBtoCカーシェア料金の10%分の(Anycaで利用可能な)ポイントが付与される。
また、そのクルマを自身で利用する際は、Anyca上で「Anyca Official シェアカー」の利用として予約をし、ポイントの範囲※4で利用することができ、さらにオーナーはドライバーより1週間先の期間までそのクルマの予約をすることが可能。
ドライバーはAnycaアプリを利用して予約をし、クルマを利用することが可能。
また、個人間カーシェアと異なり、カーシェア受渡用機器が取り付けられたクルマであるため、無人での受渡、最短1時間からの予約ができる。
車種も豊富に揃え、TOYOTA「プリウス」や日産「セレナ」などのベーシッククラスが1時間800円※5から、メルセデス・ベンツ「Gクラス」やレクサス「NX」等のプレミアムクラスが1時間1,200円※5から利用できるという。
都内9区を対象に15台から提供を開始し、40台を順次提供予定とのことだ。
同社は、これまでの個人間カーシェア実績で培ったエリアや車種などの需要に関するビッグデータを分析し、ニーズの高い都市部から「Anyca Official シェアカー」を提供していき、「0円」に近い実質負担でマイカーが持てる世界を疑似体験することで、個人間カーシェアの普及に繋げ、より手軽でスマートなカーシェアライフの実現に努めていくとしている。
※1 0円マイカーにおけるカーシェアはレンタカーとしてのDeNA SOMPO Mobilityからの貸渡(自家用自動車有償貸渡)。
※2 無人での受渡は、アプリ上で登録した免許証をかざすとクルマの開錠が可能。
※3 自宅にすでに駐車場があるユーザーは、駐車場代金に相当すると運営側が算定した金額分をポイントとして付与。
※4 道路料金等、通常の利用にかかる費用は一般的なレンタカーと同様、ユーザーが負担。
※5 べ-シッククラスにおける一定の時間以上の利用及びプレミアムクラスの利用の場合は距離料金が別途発生。