ダイブは、地方自治体遊休地を活用してグランピング経営ができるサービス「GlamPicks(グランピックス)」を2019年8月5日(月)より開始した。
また、香川県東かがわ市の協力のもと指定管理会社である創裕の管理施設「ベッセルおおち」にてグランピックス導入の実証実験を行なうとしている。
同社によると、東京や都市圏の一極集中により、地方では人口減少が進み、地域復興のための施策が練られるものの、情報発信の場やPR方法がわからず、魅力ある地方観光や産業が注目されていない地域もあるという。
これらの課題解決の一環として、地方自治体遊休地を活用してグランピング経営ができるサービス「GlamPicks(グランピックス)」の開始に至ったとしている。
さらに同社によると、国内観光は「トキ」消費が近年のトレンドとなり、その時間や場所でしか味わえない盛り上がりを共有する旅行が注目されており、「グランピング」はその消費のひとつとして注目されているとのことだ。
「GlamPicks(グランピックス)」概要
グランピックスは、地方自治体遊休地を活用してグランピング経営ができるサービス。
グランピックスでは、「休日・繁忙期だけ」、「地方の自然ある遊休地に」、「必要な数のテント型客室をPick」し、地方自治体遊休地を有効活用できるとのことだ。
- 東かがわ市で地方自治体遊休地活用の実証実験を開始
- ホテル経営の参入障壁を低くすることで地方観光活性に
グランピックスのサービス開始に伴い、香川県東かがわ市にある複合温泉施設「ベッセルおおち」にて、地方自治体遊休地を有効活用するための実証実験を開始。
<Before>
<After>
同社によると、現在ホテル経営に参入する企業のほとんどはキャッシュのある大企業であるという。
グランピックスは、宿泊事業の中でも初期投資30万円(1室)の少額からテント型のホテル経営が可能。
ホテルや旅館などの施設を建てないことで、キャッシュが少なくても土地がある、地方自治体やベンチャー企業がホテル経営に参入しやすくなるとしている。
行政の持つ遊休地や閑散期のスキー場、公共施設の跡地などにある遊休スペースを有効活用することで、自治体の負担が少なく、経営が行なえるとのことだ。
さらにグランピング機材は、必要が無いときには収納が可能。経営する地域が盛り上がる季節やイベント時にグランピング施設をオープンすることで、これまで繁忙期に宿泊施設が足りなくなっていた場所や宿泊施設がない場所にもその期間限定で経営を行うことができるとしている。