直近3カ月でやった英語学習法は“特に何もしていない”「英語学習方法に関する調査」

2019年8月1日、GRITが「やったことのある英語学習法」の調査結果を公開した。

調査結果のトピックスは2点。

今まで経験したことのある学習法

調査では、「過去にご経験された英語学習法についてお選びください」と、6,037名にヒアリングしている。

結果、もっとも多かったのは「参考書を用いた学習(60.7%)」。以下、2位「英会話スクール(46.3%)」、3位「オンライン英会話(31.7%)」とつづいた。

調査をおこなったGRITでは、参考書を用いた学習がもっとも多い理由として、「書店で手軽に手に入ること」・「TOEICなどの資格対策として学習を行った経験のある人が多いこと」を挙げている。

そしてこのことは、「多くの人がTOEIC対策を、英語学習上の一つの通過点と考えている」ことの表れだという。

また、2位および3位に、英会話スクールおよびオンライン英会話が入った。同社ではこの理由として、「スピーキング対策を行いたい」という点を挙げている。

グラフからは、ビジネスや旅行など、英語を話すシーンへの対策を、これらの学習法で対策したいと考えた人が多いことが読み取れるという。

3位と4位には、オンライン英会話や英語学習アプリが入った。この選択については、「手軽さ」を英語学習の中の必要要素として考えているのではないかと推測している。

これらの学習法では時間や場所を選ばずにスマートフォンやパソコンで実施することができる。時間を自ら取りづらい人が多く選んでいると考えられるという。

同社ではこの結果について、「TOEICスコアアップ、スピーキングの需要、そして英語学習のための時間を自ら割きづらい現代人の課題が見えてきた」と分析している。

過去3ヶ月以内で実施した学習法

調査ではさらに、「過去3ヶ月以内に実施した学習法」についてヒアリングを行った。

結果、もっとも多かったのは「特に何もしていない(47.5%)」だった。

これは、2位の「参考書を使用して学習している(22.1%)」の2倍以上、3位の「英語学習アプリで学習している(17.2%)」の2.7倍以上の数字となっている。

今まで経験した学習法の設問でのランキングと比較すると、参考書、英会話スクール、オンライン英会話をここ3ヶ月間でやっていない人の数が多いことがわかる。

同社では、「英語学習の継続が課題として浮き彫りになった」としている。


※調査概要
男女比:男性 3684名、女性 2352名 計6,037名
年齢:10代(88名)、20代(1584名)、30代(2434名)、40代(1573名)、50代( 30名)、60代以上(23名)
調査期間:2017年11月11日~2019年7月8日
調査方法:PROGRIT(プログリット)のユーザーに対するインターネット調査

<出典元>
課題は「英語学習の継続」英語学習コーチング「PROGRIT(プログリット)」が「やったことのある英語学習法」を調査
GRIT

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