MICINはジュピターテレコム(以下J:COM)と共同で、ケーブルテレビを活用してオンライン診療をする実証実験を2019年10月から開始することを発表した。

本実証実験ではJ:COMのユーザー向けに、オンライン診療サービス「curon(クロン)」を提供し、テレビ上でのオンライン診療の有用性などを検証する。

「curon」および実証実験概要

クロンはオンラインで予約・問診・診察・決済・医薬品の配送手続きまでを完結させるサービスだ。

クロンを利用すれば自宅や職場での受診が可能となり、患者の通院負担が減ることから、長期で通院が必要な慢性疾患の患者を中心に普及が進んでいる。

現在、クロンの利用時は、患者がスマートフォン、医師がパソコンを用いている。今回、患者側の選択肢を増やし、利便性を向上させることを目的に、テレビ上でのオンライン診療について有用性を検証していく。

実証実験概要は以下のとおり。

実証実験の概要

  • 対象
  • 東京都練馬区、足立区、葛飾区、板橋区、豊島区在住の慢性疾患を抱える60歳代以上の患者

  • 期間
  • 2019年10月〜2020年1月

  • 協力医療機関
  • 大角医院(東京都練馬区)、長崎診療所(東京都足立区)、野村医院(東京都板橋区)、細田診療所(東京都葛飾区)、山下診療所(東京都豊島区)

  • 内容
  • J:COMが開発するオンライン診療アプリとクロンのシステムを連携します。患者はリモコンを使ってテレビ上で予約や問診の入力をし、ビデオ通話で医師の診察を受けることができる。