SNSで目にした商品、半数が購入に至る「SNSの利用実態に関する調査」

クロス・マーケティングは、全国47都道府県に在住する15~69歳(中学生を除く)の男女を対象に「SNSの利用実態に関する調査」を実施し、その結果を発表した。

同社によると、日常的なコミュニケーションツールの一つであるSNSは、個人間のコミュニケーションにとどまらず、企業広告の媒体としても使用され、消費行動にも少なからず影響を与えているという。

同調査では、日本国内で利用されているSNSから8つをピックアップ。それぞれの利用実態を把握したとのことだ。また、SNSで目にした商品やサービスに対する興味喚起や実購入に至る程度がSNSごとに差があるのかについても調査したという。

主なトピックスは3つ。

SNSの認知率、Twitter、Facebook、Instagram、LINEは8割以上

各SNSの認知率について、Twitter、Facebook、Instagram、LINEは8割以上と高く、mixi、Tiktokは半数程度、ピンタレスト、LinkedInは1割程度に留まる結果に。

「登録しているSNS」ではLINE(78%)が最も高く、Twitter(60%)、Facebook・Instagram(43%)と続いた。

「普段から利用しているSNS」ではLINE(71%)で最多。続いて、Twitter(51%)、Instagram(35%)であった。

各SNS利用者ともTwitterとLINEを利用している割合が高く、LinkedInやTikTokの利用者は、のべ4種類以上のSNSを利用していることが明らかになったという。

「若者向け」で流行っているInstagramとTiktok

各SNSのイメージを調査したところ、InstagramとTiktokは「若者向け」で「流行っている」と捉えられているという結果に。なかでもInstagramは「おしゃれ」なイメージ、Tiktokは「新しい」というイメージをもたれていることがわかったという。

一方、mixiや Facebook は「以前に流行っていた」と思われていることが明らかとなった。

もっとも認知度が高かったTwitterは「最新の情報が手に入る」「おもしろい情報が多い」「自分の趣味に合う情報が多い」などの回答が多いことから「情報収集ツール」として利用していることが伺えるとの見解を示した。

Twitter、Instagram、LINEは興味喚起された人のうち、半数近くが購買

タイムラインに流れてくる商品・サービスからの興味喚起はTwitter、Facebook、Instagram、LINEでは2~3割。とくにTwitter、Instagram、LINEは興味喚起された人のうち、半数近くが購買まで至った経験があると回答した。

SNSを通じた商品購入に関する体験談では、“他のユーザー口コミ”を参考にする人が多いことも明らかに。また、口コミの中でも共感できるもの、同じ課題を抱える人の意見を参考にして商品を選びたいという意見がみられたという。

企業から送られてきた“お得な情報”やキャンペーンをきっかけに商品を購入した人や、キャンペーンに応募し、商品を試したことから継続購入につながったとの意見も伺える結果に。


※調査概要
調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:全国47都道府県
調査対象:15~69歳の男女(中学生を除く)
下記SNSのうち、1つ以上を普段から利用している対象者
Twitter/Facebook/Instagram/LINE(企業から来るメッセージやタイムライン)/mixi/TikTok/ピンタレスト/Linkedin
調査期間:2019年6月28日(金)~2019年6月30日(月)
有効回答数:4,374サンプル

<出典元>
SNSの利用実態に関する調査
クロス・マーケティング

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