『お寺ステイ』を運営するシェアウィングと日蓮宗 松流山 正傳寺は2019年7月25日、24時間完全無人の宿坊(宿泊施設)「Temple Hotel正伝寺(テンプルホテル正伝寺)」をオープンしたと発表した。

「Temple Hotel正伝寺」の概要

Temple Hotel正伝寺は、日本初の24時間完全無人化を実現した宿坊である。宿泊者は、テレビ電話を通して好きな時間にチェックイン・チェックアウトを完了できる。また、敷地内の本堂やお寺内の会議室も予約が可能である。

さらに宿泊者へは、「お守りづくり」「数珠づくり」「写経」の体験も提供を予定しており、特にインバウンド観光客からの高い需要を見込んでいるという。

今後は、アバターによる接客販売・案内などを得意とするUsideUと共同のうえ、宿坊向けアバター「尼ター(アマター)」を開発しており、「Temple Hotel正伝寺」や今後展開していく宿坊への導入を予定。

「尼ター」はチェックインや宿坊案内時の担当者が、その見た目を変える目的で使用し、寺院に宿泊する仏教的な世界観の盛り上げを狙い、複数寺院の遠隔管理にも利用可能性があると考えているとのことだ。

シェアウィングは、2020年までに100ヶ寺とのパートナー契約、10ヶ寺の宿坊開業を予定しているという。