FRONTEOは今秋、リーガルテック(※)業界の市場規模や利用動向をまとめた「リーガルテックAI白書」を刊行することを発表。それに先立ち、本書刊行に向けて実施した事前調査の結果を公表した。

※リーガルテックとは、AIなどのIT技術を活用した法務業務向けサービスを総称した呼称。

「リーガルテック」の認知・導入状況

大企業ではリーガルテックに関する認知・理解が進んでいるものの、法務担当者全体でも6割超が「知らない」もしくは「名前を聞いたことがある程度」と回答。

大企業、中堅・中小企業とも、導入までいたっているのは2割未満にとどまっており、まだ法務業務におけるIT活用が進んでいないことがうかがわれると同社は述べている。

「リーガルテック」サービス種類別の認知

「リーガルテック」サービス種類別の認知について、企業法務業務において大きなウェイトを占める契約関連のサービスへの関心の高さがうかがわれる一方、米国で本来のリーガルテックである、訴訟支援・デジタルフォレンジックに関しての知名度が低い結果となった。

「リーガルテック」導入への期待効果

サービスへの関心の高さがうかがえる一方で、「リーガルテック」導入期待効果については、「量」が「質」を上回っている結果に。

今後、リーガルテックの効果・効用についての理解が進むことで、導入が大きく促進されることが期待されるとしている。


<調査概要>
調査手法:インターネット調査
調査対象:企業において法務業務に従事する者
サンプル数:300