プラスロボは、介護施設を中心とする福祉施設と、資格不要かつ身体介助以外のさまざまな業務を担うスキマワーカー(スポットワーカー)をマッチングするスキルシェアサービス「Sketter(スケッター)」を、2019年8月1日に正式リリースすると発表した。
同社によると、2025年には約800万人いる団塊世代の全てが後期高齢者となるため、介護職員が約55万人不足すると推計されているという。
同サービスにより、雇用形態や時間、仕事内容に縛られない形で、スポット業務を担ってくれるスケッターを活用。介護業界の関係人口を増やし、社会問題の解決に挑むとしている。
「Sketter (スケッター )」概要
介護施設では、資格不要の業務や専門知識を要求される身体介助以外の業務が数多くあるという。
「Sketter(スケッター)」とは、こうした一般業務を隙間時間に「自分のできることだけ」で関われる働き手(スケッター)と介護施設とマッチングする日本初のサービス。
一般業務をすきま時間で従事してくれるスケッターに協力してもらうことで、介護施設従事者は、より難易度の高い業務に集中できたり、施設の改善に努めたりすることが可能になるとのことだ。
- 製品・サービスの特徴
- マッチングの仕事内容
施設側は必要事項を入力するだけで、すぐに働き手を募集可能。
スケッターに頼みたい仕事内容と日時、報酬をサイト内で投稿すれば、あとはスケッターからの応募を待ち、条件が一致したスケッターを受け入れるだけ。
メッセージ機能も充実しており、受け入れる前にサイト内で疑似面接が可能だという。
また、施設とスケッター の「相互評価システム」により、お互いの信頼度を可視化。さらに、施設はスケッターの応募状況や受け入れスケジュールを独自の「カレンダー機能」で一元管理できる。
レクリエーション(カードゲーム、落語、マジック、イラスト、美容系、切り絵、楽器演奏、歌、将棋、麻雀)を中心に、さまざまな仕事が月100件以上マッチング。
レクリエーションの他には、お散歩の同行、季節行事の手伝い、お話し相手、料理の手伝い、配膳・片付け、お茶だし、といった簡単なものや、ポスターのデザイン、採用ページ作成、PCスキルのレクチャー、動画制作、広報誌作成、各種資料作成といったスケッターの専門性が生きる仕事も多数マッチングしているとのことだ。
同社は、2025年の超高齢社会問題の解決に向けて、3年以内に1000事業所の登録と、スケッター3万人の登録を目指すとしている。
さらに、介護施設のほかにも、放課後デイサービスなど、あらゆる福祉領域にサービスを拡大し、エリアも関東圏だけでなく、全国展開していく方針だ。