ラックベアは、不動産オーナーと不動産関連スキルを持つ個人をマッチングするアプリ「タテカン」を2019年秋より提供開始すると発表した。
同アプリは、従来の中間業者を介在させる形式とは異なり、不動産オーナーと建物関連スキルを持つ個人とを直接マッチングするため、複数業者分発生していた中間マージン(中抜き)が発生しないという。
不動産管理コストの削減に寄与すると同時に、不動産従事者の所得向上、および拘束時間の短縮による労働環境の改善、雇用機会の創出という観点から社会への貢献を目指すとのことだ。
「タテカン」概要
「タテカン」とは、不動産に関連する仕事において、不動産オーナーとスキル保持者で直接受発注のやりとりができるスキルマッチングアプリ。
不動産オーナーは依頼したい業務をアプリで選択し、スキル保持者は仕事の一覧から所持しているスキルに応じ業務を選択することでマッチングが行なわれるという。
ユーザーには本人確認と必要資格の確認を実施しているため、安心して利用できるとしている。
また、オプションサービスとして初回時に不動産管理に必要な法定点検項目・必要業務を洗い出し、アプリで依頼可能なタスクを設定する機能の他、適切なタイミングに自動で必要な点検を依頼可能。
さらに、不動産設備の相談サービスを提供することで、不動産オーナーをサポートするとのことだ。
- 不動産スキル保持者のメリット
- 中間業者を介さず直接オーナーとつながることが出来るため、これまで介在する中間業者の数だけ発生していた中間マージン(中抜き)がなくなり、より高い報酬額を受け取ることが可能。
- 報酬額は固定のため依頼者との報酬交渉なしで業務を受注することが可能(一部タスクは除く)。
- スキルアップ研修や資格補助制度を利用してスキルを高めることが可能。
- 中間業者の数だけ発生していた中間マージン(中抜き)がなくなり、業者を介すよりもコストを削減することが可能に。
- 報酬額は固定のため依頼前に報酬が把握でき、依頼をスムーズに実施できる(一部タスクは除く)。
- 受注者の本人確認、資格確認および評価制度の管理を実施するため、安心して優秀なスキル保持者に依頼が可能。
同社は、同サービスによりスキル保持者個人の報酬を適正に配分するとともに、研修・資格補助制度を提供することで、不動産業界全体のスキルアップと所得アップの両方の実現を目指すとのことだ。