2019年7月19日、YOLO JAPANが「外国人の住まい事情」についての調査結果を発表した。
在留外国人629名にアンケートを実施し、在留外国人が部屋や家を借りる際の現状について意見を聞いている。
調査結果の主なトピックスは3つ。
- 「外国人」という理由で家を借りられなかったことがあるのは、全体の41%
- 71%が「物件を探すことが大変だった」。大変だったのは「手続きが複雑」、「費用が高い」、「日本語が分からない/日本語以外の言語が通じない」
- 外国人から見た外国人が起こすトラブル。「ゴミの捨て方を守らない」、「騒音トラブルを起こす」、「マナーや決まりを守らない」が上位
「外国人」という理由で家を借りられなかったことはあるか
調査ではまず、「『外国人』という理由で家を借りられなかったことはあるか」とたずねた。
結果、部屋や家を探したことがある487人の内、「外国人という理由で断られたことがある」と答えたのは200人。全体の41%を占めた。
自由回答のなかには、「私が日本語を不自由なく話せると説明しても、外国人だという理由から入居を断られた。」というもがあったという。
そこで、「外国人」という理由で入居を断られた人の”言語レベル”についても調べている。
すると、日本語が話せないのは1%。ほとんどの人が日本語でコミュニケーションが取れるにも関わらず、入居を断られている現状が明らかになった。
物件を探すのは大変だったか
調査では次に、「物件を探すのは大変だったか」を質問した。
結果、回答者の71%が「物件を探すことが大変だった」と答えている。
また、物件を探すにあたって大変なことを調査した結果、「手続きが複雑」(233人、48%)という回答がもっとも多かった。
以下、「費用が高い」(221人、45%)、「日本語が分からない/日本語以外の言語が通じない」(173人、36%)とつづく。
同社では、「日常会話は可能でも、賃貸契約や規約など、高度な日本語が必要な場合にはサポートが必要なことが浮き彫りになった」コメントしている。
外国人から見た外国人が起こすトラブル
最後に、「外国人から見た外国人が起こすトラブル」について聞いた。
もっとも多かった答えは、「ゴミの捨て方を守らない」(321人、51%)。
以下、「騒音トラブルを起こす」(255人、41%)、「マナーや決まりを守らない」(113人、18%)がつづく結果となった。
※調査概要
アンケート実施期間:2019年4月16日(火)~5月31日(金)
回答者数:在留外国人629名
<出典元>
「【アンケート結果】外国人が日本で部屋を借りるときに困ることについての調査結果を発表!」
YOLO JAPAN