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ジェーシービー(JCB)は、2019年10月の消費増税および、キャッシュレス・消費者還元制度の施行に伴い、キャッシュレス決済に関して調査を行い、2019年7月18日にその結果を発表した。
今回はトピック中から以下の3つを取り上げる。
- 6割の人が週に1回以上キャッシュレス決済を利用。脱現金化が5人中4人は“キャッシュレス決済は現金支払いよりも便利”と回答
- 便利なキャッシュレス決済でも、6割の人は「使うことをためらった経験あり」。ためらう理由上位「使用可否が不明」「残高の不安」次いで「少額だと嫌がられる気がする」
- 決済方法は店選びに影響大。キャッシュレス決済が使えないと2人に1人は「来店意欲が減少」、4割は「実際に来店を取りやめた経験あり」
約6割の人が週に1回以上キャッシュレス決済を利用
はじめに、現在のキャッシュレス決済の利用頻度を尋ねたところ、1日に4回以上(3.1%)、1日に2・3回程度(6.6%)、1日に1回程度(10.6%)、週に3・4回程度(17.1%)、週に1回程度(20.6%)となり、約6割(58.0%)の人は週に1回以上キャッシュレス決済を利用していることがわかった。
続いて、現金支払いとキャッシュレス決済の利便性について尋ねたところ、5人中 4人(80.7%)が“キャッシュレス決済の方が便利”であると回答していることから、大多数の人がキャッシュレス決済の利便性を認識していることがわかった。
65.8%の人が「使用をためらった経験がある」
続いて、キャッシュレス決済をすでに利用している人に対して、利用することをためらった経験があるかどうかを尋ねたところ、65.8%の人が「使用をためらった経験がある」と回答した。
その理由については「使えるかどうかわからない(32.5%)」「残高が足りるかが心配(31.3%)」という使用可否や残高不足の心配に次いで、「少額だと嫌がられる気がする(28.9%)」が上位となり、少額だと気が引ける人が一定数いるということが判明した。
実際の来店にも大きな影響を与えている
続いて、決済方法が店選びにどれだけの影響を与えるかを尋ねた。すると2人に1人(53.5%)が、会計時にキャッシュレス決済ができないお店は「次回以降の来店意欲が下がる」と回答した。
さらに実際の行動として、来店を取りやめた経験があるかを尋ねたところ、約4割(39.3%)が「来店を取りやめた経験がある」と回答しており、店の印象だけではなく、実際の来店にも大きな影響を与えている実態が明らかになった。
※調査概要
調査名:キャッシュレス決済に関する調査
日時:2019年7月3日~2019年7月9日
対象者:➀全国に居住する20~60代男女1,000名、➁特定職業従事者(コンビニ/居酒屋/タクシー)かつ会計業務(レジ業務)担当者300名(コンビニ/居酒屋 男女各50名、タクシー100名)
<参照元>
キャッシュレス決済に関する調査
JCB