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定年後に向け活動する人は1割「女性の定年後に関する意識調査」

ファイナンシャルアカデミーは、女性たちの定年後準備の実態を把握するため「女性の定年後」に関する意識調査を実施し、調査結果をまとめた。

主なトピックスは5つ。

  • 働く女性のうち「定年後の生活を想像できる」人は3割未満
  • 定年後のお金の準備が「十分できている」と回答したのはわずか2%
  • 約9割が「定活=定年後のための準備活動」が必要だと答えたものの、できている人はわずか1割
  • 定活をしている人の行動は「情報収集」にとどまっているのが現状
  • 定活をしている人ほど、定年後不安の割合は低い

「定年後の生活を想像できる」人は3割未満

「定年後の自分の生活を具体的に想像できるか」に対し、「想像できる」と答えたのは全体の3割未満だった。働く女性の大半が現時点で定年後のリアルな生活を描けていないことが判明した。

定年後のお金の準備が「十分できている」のはわずか2%

定年後の資金確保について、「十分できている」人はわずか2%であった。また定年後の資産確保が「十分できている」、「まあできている」人は合わせて2割にとどまる。前述の「定年後の生活を具体的に想像できていない」ことに加え、お金の準備についても十分できていない人が多い実態が浮き彫りとなったといえる。

約9割が定年後のための準備活動を必要と感じている

「定年後のための活動(定活)は必要だと思うか」に対し、約9割が「必要」と答えた。このことから働く女性の大半が定年後に向けて何かしらの準備が必要だと考えていることがうかがえた。

一方、「現在、定年後のための活動(定活)をしているか」では、「している」が全体のわずか1割にとどまった。前述したように「定年後の生活のためには何かしらの活動は必要」と考えながらも、実際の行動に移している人はごく少数であるのが実情といえそうだ。

定活の具体的内容は「情報収集」にとどまる

定活をしている人を対象に、実際にどのような活動を行っているか聞いたところ、圧倒的に多かったのが「情報収集」で6割以上の結果だった。次いで「現在持っているスキルを上げる」、「資格取得」が挙げられた。

「情報収集」をしている人と、そうでない人との間には30%以上の差があり、現段階では情報収集にとどまるという人が多いことも判明した。

定活をしている人ほど定年後の不安は低い

定年後の不安について「定活をしている人」と「定活をしていない人」を比較すると、定活をしている人ほど定年後の不安が低かった。


*調査概要
調査テーマ :「女性の定年後に関する意識調査」
調査方法: インターネットによるアンケート調査
調査地域: 全国
調査対象 :有職の女性300名
– 年齢構成:20代 25%、30代 30.3%、40代 31.0%、50代 13.7%
調査実施日 :2019年5月27日(月)

<参照元>
『働く女性300人に聞いた、老後準備のリアル 「定年後に向けた活動は必要」9割、しかし行動に移している人は1割』
ファイナンシャルアカデミー

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