楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」は、一次流通における「ラクマ」ユーザーの購買行動を明らかにするため、夏の売れ筋アイテム1位のTシャツカテゴリーにおいて、ファッション通販サイト「Rakuten BRAND AVENUE」と「ラクマ」での購買行動を調査し、結果を公表した。

「Rakuten BRAND AVENUE」におけるTシャツ1枚あたりの購入単価が、「ラクマ」ユーザーは非ユーザーより高い

直近1年間(2018年6月1日~2019年5月31日)に、「Rakuten BRAND AVENUE」でTシャツを購入した人の1枚あたりの購入単価を調査。

「Rakuten BRAND AVENUE」での全購入者のうち、「ラクマ」ユーザー(※)と、非ユーザーの購入単価を比較したところ、「ラクマ」ユーザーの方が、購入したTシャツ1枚あたりの単価が約6円高いことがわかったという。

このことから、「Rakuten BRAND AVENUE」と「ラクマ」両方を利用している人の方が、「Rakuten BRAND AVENUE」において、高単価のTシャツを購入する傾向があると同社は見解を示した。

※「ラクマ」ユーザー:「ラクマ」にアカウントを持っている人

「Rakuten BRAND AVENUE」における年間の新品Tシャツ購入回数は、「ラクマ」を利用していても減少しない

調査期間内に「Rakuten BRAND AVENUE」でTシャツを購入した人が、何回購入したかを調査。

そのうち、「ラクマ」ユーザーと非「ラクマ」ユーザーの購入回数を比較したところ、「ラクマ」ユーザーの方が、非ユーザーよりも調査期間内のTシャツ購入回数が約0.02回多いことがわかった。

このことから、「Rakuten BRAND AVENUE」と「ラクマ」両方を利用している人の方が、「Rakuten BRAND AVENUE」のみを利用している人よりも、同サイトでの年間のTシャツ購入回数が若干多い、もしくは両者にほとんど差がないことが判明したという。

「Rakuten BRAND AVENUE」では、男女ともに「coen」「nano・universe」が人気

調査期間内に「Rakuten BRAND AVENUE」で購入されたTシャツの商品数をブランド別に集計したところ、1位がレディースでは「coen」、メンズでは「nano・universe」という結果になった。

上位5ブランドでは、レディースとメンズのいずれにおいても「coen」、「nano・universe」、「URBAN RESEARCH DOORS」、「UNITED ARROWS green label relaxing」が共通してランクイン。

5位では、レディースとメンズで違いが見られ、それぞれ「URBAN RESEARCH」と「THE SHOP TK」がランクインするという結果となった。

「ラクマ」でのトップブランドは、レディースが「UNIQLO」、メンズが「Supreme」

調査期間内に「ラクマ」で購入されたTシャツの商品数をブランド別に集計したところ、1位がレディースでは「UNIQLO」、メンズでは「Supreme」という結果になった。

レディースでは「UNIQLO」のほかに「ZARA」や「GU」などファストファッションブランドが人気を集めたが、メンズでは「Supreme」や「NIKE」、「adidas」、「STUSSY」など、ストリート系ブランドやスポーツブランドが人気を集めたとのことだ。

また、レディースでは「adidas」が2位にランクインしたが、メンズでは「NIKE」が「adidas」を抑え2位にランクイン。


<調査概要>
調査期間:2018年6月1日~2019年5月31日
調査対象:「Rakuten BRAND AVENUE」でのTシャツ購入者
※上記購入者のうち、「ラクマ」ユーザーは27%

<参照元>
フリマアプリ「ラクマ」、変化するアプリ利用実態を大公開
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