社内通貨サービス「コミュニティオ」は2019年7月17日、Microsoft Teamsで「コミュニティオ」と連携し、Teams上で「感謝」や「称賛」の気持ちを表すステッカーをつけたメッセージカードを送り合うことができるサービス「TeamSticker」を提供開始したと発表した。
まずは、東洋エンジニアリングの共同実験を経て、世界の各拠点への導入が計画されているという。
「TeamSticker」の概要
TeamStickerは、東洋エンジニアリングの協力のもと、社内コミュケーションの向上をテーマとした共同実験から得た多くのフィードバックをもとに開発されており、今後TOYOの世界各拠点への導入も計画されている。
コミュニティオでは、企業ごとに独自名称をつけた「社内通貨」を発行できるサービスを提供している。導入企業は、業務上の行動を通した目標達成や自己研鑽など、企業が推奨する行動への評価として、社内通貨を従業員に付与することで、その継続性や習慣化を促すことができる。
昨今では、働き方改革に取り組む企業より、部門、職種、世代を超えた従業員同士のコミュニケーションや情報共有における課題について多くの相談も寄せられるようなったという。
同社では、これらのニーズに対するソリューションの一つとして、社内通貨サービスと連動する形で、世界50万以上の組織で導入されている企業向けビジネスチャットアプリであるTeamsに対応したコミュニケーション活性化ツールとして、「TeamSticker」の提供を開始する。
TeamStickerは、互いにメッセージカードを送り合えるほか、送ったカードに対して第3者が共感を表すこともできるため、従業員同士で気軽にコミュニケーションをとることができる。
ステッカーは、「感謝」や「賞賛」といった基本的なものから、ユーザー企業ごとに推奨する行動指針を表すオリジナルのステッカーに変更できるなど、企業ごとに特色をもった企業風土/文化の形成をサポートする。
また、ステッカーの獲得数や送付数により、積極的なコミュニケーションや指針に沿った行動へのインセンティブとして社内通貨を付与することができるため、従業員のTeamStickerへの参加動機を強力にバックアップする。
このプロダクトは、総合エンジニアリング企業であるTOYOを共同実験のパートナーに、同社の経営企画本部TOYO未来推進部「“ありがTOYO”スマイルプロジェクト」において、Teamsの浸透によるコミュニケーション様式の転換促進をスタート地点とし、社内のデジタル化の推進と、従業員間の相互承認文化の醸成、組織にとって好ましい行動の習慣付けの仕組み作りを支援するツールという位置付けで試験運用を進めてきた。
同社では国内拠点だけでなく、インドやインドネシアをはじめとした全世界拠点へと順次TeamStickerならびに社内通貨を使った企業風土/文化形成の仕組みを広めていく計画だ。