劇団四季とエプソン販売、イヤホンガイド、エヴィクサーは、7 月 17 日(水)より、ディズニーミュージカル『ライオンキング』東京公演(四季劇場[夏])におきまして、「スマートグラスを使用した多言語字幕サービス」を開始することを発表した。
劇団四季の首都圏公演での、多言語字幕サービス導入は今回が初めてだという。北海道、福岡、大阪に続く4都市目の実施となる。
今回の取り組みは、エプソンのスマートグラスMOVERIO(モベリオ)『BT-350』(以下MOVERIO)(※1)を用いて行うサービス。
同機器の貸出と運用についてはイヤホンガイド、字幕表示に関わる音響通信技術「Another Track(R)」(※2)の開発と提供についてはエヴィクサーが実施する。
対応言語は、「英語」「中国語(簡体字・繁体字)」「韓国語」「日本語」で、このサービス導入により、観客は舞台から目を離さず、ハンズフリーに観劇することができるようになるとのことだ。
またこれは、インバウンド対応だけでなく、聴覚障がい者の方の観劇を支援する施策にも活用されるという。この技術を用いた当サービスは、人数の制限なく、またタイムラグもなく字幕を表示することが可能。
※1 MOVERIO は「両眼シースルー、ハンズフリー」が特長で、さらに独自開発のシリコン OLED(Organic Light Emitting Diode:有機 EL)ディスプレイによるスクリーン感(表示枠)を意識させない映像表現が可能で、「字幕が空間に浮かんで見える」感覚で作品鑑賞への没入感を高める。
※2 エヴィクサーが開発した独自の音響通信ソリューション。「暗号化したデータを埋め込んだ特殊な音(透かし音)」やデータベース上に保存されている音(音源)の「特徴点(フィンガープリント)」をスマートフォンやスマートグラス、ロボット端末などのデバイスが自動認識することで、デバイスをリアルタイムにコントロールする。