ESRIジャパンとブログウォッチャーは2019年7月16日、ブログウォッチャーの位置情報データプラットフォーム「プロファイルパスポート」で保有する位置情報データを、ESRIジャパンのクラウド型GISサービス「mapDISCOVERY®(マップディスカバリー)」に連携し新たなオプションサービス、「歩行者混雑度オプションサービス」をリリースしたと発表した。

これにより特定地域・特定時間の歩行者混雑度を視覚的に素早く把握することが可能になる。ESRIジャパンとブログウォッチャーは、さまざまな企業へデータ連携することで、さらなる位置情報データの利活用促進を目指す。

「歩行者混雑度オプションサービス」の概要

ブログウォッチャーが提供する「プロファイルパスポート」で保有するスマートフォンの位置情報データをESRIジャパンで加工し、クラウド型GISサービス「mapDISCOVERY®」が持つ商圏分析機能と連携させることにより、指定エリア内における歩行者の混雑度を地図上に視覚的に表示して分析することができる。

分析に利用する歩行者混雑度は年2回(※将来は年4回程度に拡大予定)、東京都23区、名古屋市、大阪市エリア(※将来はエリアを拡大予定)において更新。以下の分析が可能である。

  1. 道路分析
  2. 任意の曜日・時間帯を選択することで、道路に沿って歩行者の混雑度を地図上で把握可能。複数の曜日や時間帯を組み合わせて確認することも可能である。

  3. 商圏分析
  4. 任意の範囲(商圏)内の歩行者混雑状況を時間帯別・曜日別でグラフに表現。商圏内が混雑する傾向にある時間帯や曜日を分析することが可能である。

同社によると、広告業における屋外広告の看板候補の選定や歩行者混雑度を曜日別・時間別にグラフ表示することで営業時間の見直しのための判断材料とすることができる。