楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」は2019年7月10日、4年連続の実施となる、「ラクマ」ユーザーを対象にした「参考にするファッション」に関するアンケート調査の結果を発表した。
主なトピックは5つ。
- 10~20代は韓国、30~50代はアメリカ、シニアはフランス・イタリアを支持
- 10代女性の韓国人気が3年連続上昇中。70%以上が、韓国ファッションを参考に
- 各国に注目する理由、韓国は「安さ」、欧米は「自分らしさの表現」や「ブランド」
- 各国ファッションの情報源、韓国は「Instagram」、欧米は「雑誌」から得るが多数
- 「ラクマ」での取引数トップブランド、韓国は「DHOLIC」など通販サイトブランドが人気
若年層は韓国のファッションに注目
まず、「ラクマ」ユーザーに、「日本以外で最もファッションの参考にしている国を教えてください(単一回答)」と質問したところ、10代・20代では「韓国」、30代・40代・50代では「アメリカ」、60代以上のシニア層では「フランス」が1位という結果になった。
国別に見てみると、「韓国」は若年層に人気で、世代が上がるにつれて支持率が減少した。
「アメリカ」は全世代で安定した支持を得た。「フランス」と「イタリア」は、年代があがるにつれて支持率が増加した。特に、「イタリア」は主要5カ国のうち、10代・20代では支持率が最下位でしたが、シニア層ではトップを競うほどの人気をした。
このことから、年齢層が高いユーザーほど欧州ファッションに注目しているということがわかった。
次に、10代女性の「日本以外で最もファッションの参考にしている国を教えてください(単一回答)」という質問に対する回答を詳しくみると、「韓国」が70%以上の支持を得た。調査は、今回で4年目となるが、10代女性では「韓国ファッション」が毎年1位となっており、その人気ぶりも3年連続で上昇していることがわかった。
韓国のファッションは「安くて気軽に買える」
各国のファッションに注目する理由を明らかにすべく、「(前質問で)回答された国のファッションに注目する理由を教えてください(複数回答)」という質問をしたところ、韓国ファッションは68%のユーザーが「安くて気軽に買えるから」と回答し、前年同様1位となった。アメリカファッションとフランスファッションでは「自分らしさを表現できるから」、イタリアファッションでは「信頼できるブランドがあるから」がそれぞれ1位となった。
「参考にしている国のファッション情報をどのように得ているか教えてください(複数回答)」という質問では、韓国ファッションは「Instagram」、アメリカ・フランス・イタリアファッションは「雑誌」が1位となった。また、韓国・アメリカファッションに関しては、「テレビ」が3位以内にランクインした。
年齢層の高いユーザーから支持が多かったフランス・イタリアファッションは、「ブランドサイト」が3位以内にランクインし、イタリアファッションに限ると、他国で回答が少なかった「その他インターネット」が3位にランクインした。
各国で人気のファッションブランドを明らかにするため、「ラクマ」での各国ブランドの取引数を調査したところ、韓国ファッションは「DHOLIC」、アメリカファッションは「NIKE」、フランスファッションは「CHANEL」、イタリアファッションは「GUCCI」が1位となった。
各国の人気ブランドを詳しくみると、韓国ファッションでは、通販サイトで手頃な値段で購入することができる3ブランドが人気を集めた。
アメリカファッションでは、「NIKE」や「Supreme」などスポーツファッションやストリートファッションで地位を確立しているブランドがランクイン。
フランス・イタリアファッションでは、歴史のあるラグジュアリーブランドが支持を集めたが、イタリアファッションの3位には近年ストリートファッションで人気が上昇している「OFF-WHITE」がランクインした。
※調査概要
調査期間:2019年6月12日~2019年6月13日
調査対象:フリマアプリ「ラクマ」ユーザー 3,845名