pringは2019年6月17日(月)~6月19日(水)に「会社員の副収入」に関する調査を行い、その結果を公開した。今回の調査の主なトピックは以下5つ。

  • 3人に1人の会社員が、直近1年間で月3,000円以上の副収入をえた経験あり
  • 副収入の収入源、男性の1位は「株式投資・FX投資」。女性1位は「フリマアプリ・ネットオークション」
  • 約8割の会社員は、近しい関係者にさえ副収入のことを話していない
  • 副収入のことを人に話さない理由。「本業のマイナスになる」「嫉妬される」など
  • お金に関して他人に嫉妬したことがある会社員は全体の約7割

直近1年間で本業以外に1ヵ月3,000円以上の副収入があった会社員は全体の33.3%

直近1年以内に1ヵ月3,000円以上の副収入があったか聞いたところ、会社員の約66.7%は「直近1年で副収入はなかった」と回答。残りの33.3%は、本業以外に副収入を得ていることがわかった。

副収入の主な収入源は男性1位「株式投資・FX投資」。女性1位は「フリマアプリ・ネットオークション」

副収入の収入元を聞いたところ、男性の1位は「株式投資・FX投資(55.5%)」、2位「クラウドソーシング(21.5%)」、3位「フリマアプリ・ネットオークション(21.0%)」だった。

女性では1位「フリマアプリ・ネットオークション(38.0%)」、2位「バイト(接客業・軽作業・運搬など)(28.5%)」、3位「株式投資・FA投資(27.5%)」だった。同社はこの結果から、副収入をえる方法は男女間で違いがあるようだと語っている。

副収入があることを話したことがある相手。「家族(60.8%)」、「友人(27.3%)」、「同僚(22.5%)」

副収入があることについて人に話したことがあるか聞いたところ、「家族に話したことがある(60.8%)」との回答が最も多かった。一方、家族以外では、「友人に話したことがある(27.3%)」、「会社の同僚に(こっそり)話したことがある(22.5%)」と、話した割合が少なくなる。

さらにより近しい存在でみると、「親友に話したことがある(19.8%)」「恋人に話したことがある(16.5%)」となり、特に親しい相手でさえ打ち明ける割合が2割以下という結果に。

また「会社に公式に話したことがある」は11.0%と1割をわずかに超えた程度だった。同社はこの結果について、副業を認める企業が増えているにも関わらず、まだまだ副業・副収入に関し会社に公言する方は少ないようだ、としている。また「人に話したことがない」会社印は18.0%と約2割いることがわかった。

副収入について人に話さない理由。「本業のマイナスとなる」「嫉妬される」などが多い

副収入に関して「人に話したことがない」と回答した会社員に対し、その理由を聞いたところ、「副業をすることのイメージが悪い」「本業でマイナスポイントになりかねない」など本業にマイナスの影響がでることが多いことがわかった。また「部下・同僚の嫉妬」「お金があると思われるのも嫌」など、嫉妬を懸念する声も多かった。

その一方で、「ケチだと思われそう」「必死な人だと思われたくない」といった、お金に困っていると思われたくないという回答も目立った。同社はこの結果から、収入に関する会社員の微妙な心情が明らかになったとしている。

7割近くの会社員が、お金について他人に嫉妬した経験あり

お金について他人に嫉妬した経験があるか聞いたところ、「嫉妬をしたことがない」が32.5%であり、約7割の会社員がお金の関係で嫉妬した経験があることがわかった。

嫉妬した理由を聞いたところ、最も多かったのは「同僚のほうが給与が高いことがわかったとき(29.3%)」だった。同社はこの結果について、同じ会社で給与が同じぐらいだろうと思っていた同僚が、実は自分より多く給与をもらっていたことがわかりショックを受け嫉妬している会社員が多いのだろうかと推測している。

続いて2位は「大企業に就職した友人・知人が多くのボーナスをもらっているとき(26.8%)」。大企業で高額なボーナスを受け取っている友人・知人に嫉妬している会社員が多いようだ。同社は、まさに夏のボーナス支給時期で、日本中が嫉妬の渦になっているかもしれない、と述べている。

3位は「知り合いが副業で稼いでいることがわかったとき(18.5%)」。今回の調査対象者は副収入のある会社員だが、それでも他人が副業で収入を得ていることを知ると嫉妬してしまうことがあることがわかった。

4位は「メディア等で自分より高い平均年収が出たとき(18.3%)」。同社はこの結果について、テレビやインターネットなどで有名企業の平均年収やボーナス支給額がわかる現代においては、それを知ることで嫉妬する機会も増えているのかもしれない、と述べている。


【調査概要】
1.調査の方法:WEBアンケート方式
2.調査の対象:全国の20歳~59歳の会社員(正社員)で1年以内に月3,000円以上の副収入を得た方
3.有効回答数:400名(各性年代50名ずつの均等割付)
4.調査実施日:2019年6月17日(月)~6月19日(水)

<出典元>
副業すると、妬まれる? 3人に1人が副業をする時代でも、約8割は友人や同僚には言わないことが判明!
pring