LeadingTechは、同社が運営するカードローン情報メディア「ワイズローン」において、2019年現在の国民の貯金状況について調査した結果を「貯金実態調査2019」にまとめ発表した。
本調査では計1,060の有効回答から数値データを取得することでより精緻な分析を行っている。
主なトピックスは3つ。
- 貯金額の平均値は317万円、中央値が100万円。全体の53%が貯金100万円以下。
- 50代を境に貯金残高が急降下。
- 貯金年数と貯金額に強い相関性。早期からの資産形成が鍵か。
全体の53%が貯金100万円以下
世帯貯金額の分布では100万円以下が最多で、回答者全体の53.7%を占める結果となった。
一方で平均値は317万円だったが、これは1000万円以上貯金している一部の世帯が平均を押し上げたものと考えられる。
さらに100万円以下を回答した人の貯金額の分布を見ると、「0~10万円」の層と「95~100万円」の層で二極化している実態が浮き彫りとなった。
60代・70代になると貯金残高が急降下
年齢別にみると、貯金額は20歳未満が最も少なかった。
一方、50代までは年齢が上がるにつれて増加傾向にあった。
対して、60代・70代になると貯金額が急降下することも明らかとなった。
貯金の目的は「老後の備え」
貯金の目的は「老後の備え」と回答した人が59.6%と最も多く、平均で424万円貯金していたことから、貯金への意欲が高いことがうかがえる。
また、貯金の目的で「起業」と回答した人は4.9%と少なかったにもかかわらず、平均貯金額は2番目に多い408万円であった。
貯金年数が長ければ長いほど貯金額が多くなる傾向
調査をまとめると、さまざまな項目のなかで貯金額との相関が最も強いのは貯金年数だった。
貯金年数別にみると貯金額は貯金年数が長いほど高い結果となったことから、できるかぎり早い段階から資産形成に意識を向けることが重要だとしている。
※調査概要
調査名:ワイズローン貯金実態調査2019
調査期間:2019年6月22日~24日
調査方法:オンラインによる選択式アンケート調査
有効回答数:1,060名(回答率100%)
調査対象:日本在住の男女
調査目的:2019年現在の国民の貯金状況を明らかにすること
<参照元>
『貯金実態調査2019』
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