マイデータ・インテリジェンス(MDI)は2019年7月3日、「情報銀行トライアル企画」を一般モニター約12,000名、参加企業全10社で同日よりスタートしたと発表した。
「情報銀行トライアル企画」の概要
この企画は、生活者のデータを本人許諾の下で収集・管理・提供・活用し、データの利活用の効果を測るトライアル企画である。MDIが運営するマイデータ・バンク「MEY」への会員登録および専用アプリをダウンロードした上で、参加企業のデータ提供オファーに対し許諾を与えたデータをその企業に第三者提供する仕組みで、データ提供に応じたさまざまな便益を受け取ることができるもの。
約12,000名の事前公募にて登録した参加者には、自身のパーソナルデータを管理・活用できるPDS(パーソナルデータストア)機能を内蔵したマイデータ・バンク「MEY」を利用し、自身でデータ提供の許諾管理、活用、便益の受け取りが簡単にできる世界を体験してもらう。
参加企業は、一般モニターから許諾を得た上でデータの提供を受けることで、より精緻で顧客理解が深まるデータを収集。各社の事業課題に沿った、マーケティング活動や製品・サービス開発につなげることができる。
今回のトライアル企画に参加する企業は、キリンホールディングス、パーソルキャリア、ビジョナリーホールディングス、明治安田生命保険相互会社、DataCurrent他、金融企業とエネルギー企業、旅行・観光企業、および電通マクロミルインサイトの9社とMDIを加えた全10社。
各社が設定する検証テーマに沿った、新たなデータ活用による事業課題への影響やデータ活用によるマネタイズが図れるかなど、生活者、企業、双方にとってデータ利活用が新たな体験や可能性を創出することの可視化を目指す。