プロカメラマンと旅行者をマッチング、フォトブックが届く「Traveloco.Photo」リリース

2019年7月1日、海外在住の日本人のスキルをシェアするトラベロコは、海外在住日本人プロカメラマンと旅行者をマッチングする新サービス「Traveloco.Photo(トラベロコ・フォト)」をリリースしたことを発表した。

Traveloco.Photoでは、海外旅行中にマッチングしたプロのカメラマンが思い出になるような写真を撮影し、帰国後に世界に1つのだけのフォトブックにまとめて届けてくれるとのことだ。

「Traveloco. Photo」サービス概要

トラベロコでは、海外在住日本人を通称して「ロコ」と呼ぶ。そしてトラベルのロコで、かつカメラマンの経歴をもつロコを集めたサイトが「Traveloco.Photo」だ。

Traveloco. Photoでは、旅行者がサイトから希望のロコをえらび、ロコと海外での撮影要望を相談。ロコが旅行先にて写真を撮影する。撮影データはロコによりサイトへ納品され、ユーザーはそこからお気に入りの写真を選択する。

そのうえで、トラベロコがプラザクリエイトと共同開発したフォトブック作成専用アプリTraveloco.Photo Store」で、ユーザーはフォトブックを作成することができる。

「Traveloco.Photo」誕生の背景

プラザクリエイト社の大島社長は、中国の深センでトラベロコを利用し、ロコに視察のサポートを依頼していたという。そのなかで、ロコから「トラベロコで自分が必要されることを知り、人生が救われた」と聞き、なにか一緒にできることがあるのでは、と思い立ったとのことだ。

そうしてプラザクリエイトのオンラインプリントサービス「Digipri(デジプリ)」の技術と、ロコのマッチングプラットフォーム「トラベロコ」の特性を組み合わせ、新しい体験サービス「Traveloco. Photo」のアイデアが誕生したという。

「タビナカ」「タビアト」をけん引する2社の既存サービス

旅行者が旅先を決めてから目的を達成するまでのプロセスのことを「タビマエ」「タビナカ」「タビアト」と呼び、近年旅行業界に注目されている。そのなかでトラベロコは「タビナカ」に分類される。

トラベロコでは海外在住日本人と旅行者をマッチングし海外渡航の目的が達成できるサービスで、現在世界171国で展開され個人旅行の市場拡大を後押ししている。

たいしてプラザクリエイト社が提供するオンラインプリントサービス「Digipri(デジプリ)」は、「タビアト」に分類されるサービス。パソコンやモバイル端末から、手軽かつ鮮明に旅で撮影した思い出の写真をプリントアウトしたり、ほかの人と共有できたりする。

既存サービス「トラベロコ」でも存在した撮影依頼

トラベロコでは海外在住日本人に対しウェディングフォトの撮影依頼などが、これまでも一定数存在していたという。しかしタビナカサービスであり、現地で撮影するというところまでにとどまっていた。

今回のプラザクリエイトとの提携で、現地での撮影にとどまっていた体験を、フォトブックとしてかたちにすることができるようになった。同社によれば、「Traveloco. Photo」は、ユーザーと海外在住日本人カメラマンをマッチングし、「タビナカ」から「タビアト」まで一貫して楽しめるサービスになっているということだ。

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