スマホで利用するメディア全世代最多は“テレビ”「ニュースに関する年代別意識調査」

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MMD研究所は、テスティーが提供するスマートフォンアンケートアプリにて共同調査を実施、2019年6月26日にその結果を発表した。

第8弾となる今回は、18歳から69歳のスマートフォンを所有する男女1,533人を対象に2019年5月8日~2019年5月10日の期間で「2019年6月 ニュースに関する年代別意識調査」を実施した。

主なトピックは5つ。

スマホで利用するメディアは「テレビ」が最多

スマートフォンを所有する18歳~69歳の男女1,533人を対象に、普段、利用するメディアを聞いたところ(複数回答可)、「テレビ」がもっとも多く76.3%、次いで「ウェブサイト」が66.2%、「SNS」が55.0%だった。3月に公開した中高生を対象に行った同様の調査では「SNS」がトップだった。

これを年代別に見てみると、10代(n=199)は「SNS」、20代(n=306)、30代(n=301)、40代(n=263)、50代(n=247)、60代(n=217)は「テレビ」がもっとも多い結果になった。20代は「テレビ」が75.8%、「SNS」が73.9%と僅差だった。

「テレビ」を利用すると回答した人(n=1,169)に、テレビ番組を視聴中にスマートフォンを操作するか聞いたところ、視聴中も操作すると回答したのは81.4%で、3月に公開した中高生対象の調査より3ポイント高く出た。

その内訳を見ると、もっとも多い回答は「番組中でもたまに操作する」で51.7%、次いで「CMの最中は操作する」が18.4%、「番組は聞きながら、スマホの操作をメインでする」が11.3%という結果になった。

年代別に見てみると、年代が上がるにつれて「操作をしない」という回答が多く、20代、30代は操作をする傾向にあることがわかった。

信頼できるニュースソースは「テレビ」

続いて、日本や世界のニュースをどのように知っているのか聞いたところ(複数回答可)、10代~20代は「テレビ」「SNS」「ウェブのニュースサイト」の順で、30代~60代は「テレビ」「SNS」「アプリのニュース配信」の順となった。10代、20代では半数ちかい回答の「SNS」は30代以上では30%未満に留まった。

日本や世界のニュースを知る際に、もっとも信頼できると思う情報源を選んでもらったところ、全ての年代で「テレビ」がもっとも高く、とくに60代は72.4%と、他の年代より10ポイント以上高い結果となった。

ウェブやアプリのニュースの中身はざっくりしか読んでいない

ウェブやアプリでニュースを読むと回答した人(n=916)に対して、ニュースを読むときはどのように読んでいるか聞いたところ、「ほとんどタイトルしか読んでいない」という回答は6.8%にとどまり、93.2%は本文も読んでいることがわかった。

これを年代別に見てみると、全年代で「中身の文章もしっかり読んでいる」という回答よりも「中身の文章はざっくり読んでいる」が上回り、文章をしっかり読んでいる人は4割に満たない結果となった。

ニュースの形式は「画像と文章」が最良

スマートフォンでニュースを知る際、どのような形式で知るのが一番良いか聞いたところ、「画像と文章」が全ての年代でもっとも多く、「動画」は10代のみが20%を超える結果となった。

ニュースを見ていて、知らない単語や内容がわからなかったときにとる行動について聞いてみると(複数回答可)、「ネットで検索する」が72.0%ともっと高く、次いで「家族に聞く」が29.5%、「友人・知人に聞く」が16.8%となった。

これを年代別に見てみると、全ての年代で「ネットで検索する」がもっとも高く、60代は8割を超える結果となった。「家族に聞く」という回答は年代が下がるにつれて多くなることがわかった。


※調査概要
「2019年6月 ニュースに関する年代別意識調査」
・ 調査期間:2019年5月8日~2019年5月10日
・ 有効回答:1,533人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:18歳から69歳のスマートフォンを所有する男女
・ 設問数 :8問

<出典元>「番組視聴中のスマホ操作は中高生より大人の方が多い結果に  ニュースを知る理想的な形式、「画像と文章」が全ての年代でトップ 10代は「動画」が2割を超える
MMD研究所

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