アライドアーキテクツは、Twitter上での企業マーケティング活動が、ユーザーの消費行動にどのような影響を与えているのか、ユーザーは企業側にどのような情報を期待しているのかを把握するためにアンケートを実施し、2019年6月27日にその結果を発表した。

主なトピックは5つ。

  • 55.7%のTwitterユーザーがTwitter企業公式アカウントをフォロー。性別・年代別に見ても大きな違いはなく、幅広いユーザーからフォローが行われている。
  • 企業公式アカウントのフォローのきっかけは「Twitterキャンペーン」。
  • 企業アカウントをフォローする目的は、企業からの新情報やクーポンなどのお得な情報収集のため。
  • 74.2%のユーザーが、「企業公式アカウントはTwitterユーザーのブランド理解度や好意度に好影響を与えている」と回答。ただし、「他者への推奨」まで実施するユーザーはまだ一部にとどまる。
  • 76.9%のTwitterユーザーがSNSをきっかけに商品・サービス購入を経験。実際の購買へプラスの影響を与えている。

幅広いTwitterユーザーが「企業公式アカウントのフォロー」

まず、Twitterを利用していると答えた人の内、半数を超える約56%のユーザーが企業公式アカウントをフォローしているという結果になった。性別・年代別に見ても大きな違いはなく、幅広いTwitterユーザーから「企業公式アカウントのフォロー」が行われていることが分かる。

Twitterで企業アカウントをフォローしたことがあると答えた人の中から「フォローしたきっかけ」を聞いたところ、57.9%が「Twitterキャンペーン」がきっかけで企業の公式アカウントをフォローしたと回答した。

Twitterキャンペーンが企業公式アカウントのフォロー誘導にもっとも影響を与えていることがわかる。

75%がより「直接的なメリット」を得られる情報を欲している


Twitterで企業アカウントをフォローしたことがあると答えた人の中から「Twitter企業公式アカウントをフォローしている目的」を聞いたところ、52.5%が新情報やクーポンなどのお得な情報を取得するためと答えた。

また、キャンペーンに参加するためが22%という結果となり、全体の75%がより「直接的なメリット」を得られる情報を欲しているということがわかる。

複数種類のSNSの内、Twitterでもっとも多く企業公式アカウントをフォローしていると答えた人に、「企業公式アカウントをフォローしてから当てはまるもの」について聞いた。

その結果、よりそのブランドや店・サービスに詳しくなったが43.2%、より好きになったが37.9%、より利用が増えたが28.0%という結果となり、企業公式アカウントがTwitterユーザーに好影響を与えていることがわかった。

一方で、「よりそのブランドやお店・サービスを他人に勧めたいと思った」「よりその情報をSNS投稿した」はまだ15%以下に留まっており、ブランドへの好意を「リツイート」などの実際のアクションに結びつける点については、工夫が必要と考えられるとしている。

複数種類のSNSの内、Twitterでもっとも多く企業公式アカウントをフォローしていると回答した人に「SNSで見たことをきっかけに企業の商品やサービスを購入したことがあるか」について調査した。その結果、「どれもない」と回答した人は23.1%に留まり、76.9%もの人が何らかの購入経験があると回答した。

中でも、菓子、スーパーで買える食料品、ドリンク、外食チェーンなど、日常的に消費されるものについて、多くの人に購入経験があることがわかった。


※調査概要
調査名称:Twitter企業アカウント利用に関する意識調査
調査主体:アライドアーキテクツ
調査時期:2019年5月28日~6月7日
調査方法:Fastask(ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
調査対象数:4,309名

<出典元>
「2019年度「Twitter企業公式アカウント」の利用実態を調査」
「アライドアーキテクツ株式会社調べ」