INDEX
エアトリは、10代~70代の男女959名を対象に「老後の貯金」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
主なトピックスは3つ。
- 「老後2000万円」報道を聞いて7割が「何もしていない」
- 「すべて節約できる」男性24.1%に対し女性は7%と男女で節約に対する意識に大きな差が
- 現在の貯金額、60代以上の7割が「2000万円未満」
「老後2000万円」報道も、「何もしていない」が7割
「老後に2000万円の貯金が必要になる」というニュースを聞いてどう思ったか尋ねたところ、過半数は「以前からそうなると思っていた」(56.2%)と回答。年金だけでの生活は厳しいことを予想していたことがわかった。
「焦りを感じた」(23.1%)と回答した人は約4人に1人であったという。
「老後に2000万円の貯金」との報道を聞いて何か始めたか尋ねる質問では、74.2%が「何もしていない」と回答。
報道を聞いて「焦りを感じた」と回答した人も約7割が「何もしていない」(68.0%)と回答しており、焦りを感じつつも行動に移せていない人が多いという結果に。
「すべて節約できる」男性24.1%に対して女性7.0%
「老後に2000万円の貯金」という報道を聞いて節約を始めた人にどの費用を削減しているか尋ねたところ、男性1位の「趣味」(男性:64.6%、女性:47.4%)は17.2ポイント、女性1位の「食事」(男性:46.8%、女性:73.7%)では26.9ポイントとなり、男女で差が開く結果に。
全体でもっとも回答が少なかったのは、女性の「旅行回数の削減」(男性:48.1%、女性:35.1%)。
「老後に2000万円の貯金」という報道を聞いて節約を始めた人にどうしても節約できないものについて尋ねる質問では、男女ともに「住居」(男性:35.4%、女性:38.6%)が1位に。
男性の4人に1人は「すべて節約できる」(男性:24.1%、女性:7.0%)と回答する一方で、女性の同回答者は7.0%となり、節約に対して男女の意識が大きく異なることが判明したという。
60代以上の貯金額「2000万円未満」が7割
現在の貯金額を尋ねたところ、60代以上の約7割は2000万円未満。「2000万円以上」は31.7%であった。
そのほかの年代では、30代以下・40代は「50万円未満」(30代以下:27.3%、40代:22.6%)、50代は「2000万円以上」(50代:21.7%)の回答が最多。
年金受給前にどのくらい貯金ができると思うか尋ねたところ、全年代の最多回答は「2000万円以上」(30代以下:22.7%、40代:29.2%、50代:27.6%、60代以上:25.4%)となったものの、年金受給までもっとも時間のある30代以下の割合が最少であることが判明したとのことだ。
※調査概要
調査タイトル:「老後の貯金」に関するアンケート調査
調査対象:10代~70代の男女959名
調査期間:2019年6月18日~6月21日
調査方法:インターネット調査
<出典元>
「老後2000万円」報道聞いて7割が「何もしていない」 事が判明 60代以上の貯金額「2000万円未満」は7割 「すべて節約できる」男性24.1%に対し女性は7%と男女で節約に対する意識に大きな差が
エアトリ