約80%がジョブローテーション制度に好意的。理由はスキルアップできるから

20代・30代のキャリアアップ・キャリア支援を行うMAPおよびグループ各社は、20~30代の転職希望者男女に対して実施したアンケート結果から、ジョブローテーション(社内異動)制度に対する意識についてまとめ、2019年6月27日に発表した。

主なトピックは3つ。

5割強の会社にジョブローテーション制度あり

現在在籍している会社にジョブローテーション制度はありますか?という質問に対して「ある」と回答した人が289人(55.8%)で、「ない」の229人(44.2%)をやや上回った。

「転職先企業にジョブローテーション制度を求めますか?」という質問に対して、「求める」と答えた人は38人(7.3%)で「なくていい、求めない」と答えた人の119名(23%)を下回った。

しかし、残りの361名(69.7%)は「どちらかといえばあったほうがいい」と回答しており、80%近くの人がジョブローテーション制度に対して好意的な回答をしている。

制度の有無は転職先の決定を左右するほど大きな要素ではないものの、多くの若者が制度そのものに対しては前向きに捉えていることがうかがえる。

前問いの回答理由について、252名(48.6%)の人が「キャリアアップ・仕事の幅を広げるため」ジョブローテーション制度が必要であると回答している。その後は「自分の適性を見つけたい」142名(27.4%)、「仕事の新鮮さ、モチベーションを維持したい」56名(10.8%)「環境を変えたい」15人(2.9%)と続いた。

社内で別部署に異動、または別の業務に従事することにメリットがあると考える人がいる一方で、ジョブローテーション反対派は「今の仕事(職種)に満足しているので不要」、「専門性を極めたい」といったスペシャリスト志向の意見が多く、中には「様々な業務に対応できる自信がない」といった不安から部署異動に消極的な声も見られた。


※調査概要
調査内容   キャリア面談事前アンケート
調査対象  MAPグループ転職支援サービス登録者の20~35歳
有効回答数  518名(男性263名、女性255名)
調査方法   面談時にアンケートフォームへの入力方式で実施
調査期間   2019年4月22日~5月31日

<出典元>
「【社内制度アンケート結果】転職活動中の20~30代の約80%がジョブローテーションに好意的 新たなスキル習得、モチベーション維持に期待」
MAP

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