世界一機内で隣の人に話しかけないのは“日本人”「フライト内コミュニケーション調査」

エクスペディア・ジャパンは、1年以内に飛行機に乗った、かつ、ホテルに宿泊した、世界23カ国の男女18,237名を対象に、フライト内コミュニケーションに関する意識の国際比較調査を実施し、その結果を発表した。

主なトピックスは4つ。

世界一機内で隣の人に話しかけない日本人

「機内で隣の知らない人に話しかけるか」という質問について、日本人は話しかける割合が15%と世界最低に。知らない人との機内でのコミュニケーションに対して消極的であるということが判明したという。

一方、もっとも「知らない人に話しかける」と回答したのはインドで、日本の4倍の60%。2位はメキシコ、3位はブラジルと、陽気なイメージの強い国が上位にランクインする結果となった。

日本人は空港や機内での「他人とのコミュニケーション」に消極的

さらに「頭上の棚に荷物を入れるのを手伝う」、 「機内で他人に旅行のおすすめを教えてあげる」 、「セキュリティチェックの順番を譲る」などの行為をしたことがあるかという質問について、したことがあると回答した割合は日本人がどれも世界で一番低い結果に。

同時に、「どの行為もしたことがない」と回答した人は61%となり、世界でもっとも高い割合であったという。

ここでも日本人は、他国の人と比べると、空港や機内で知らない人と積極的にコミュニケーションをとらない傾向にあることが明らかとなった。また「このような行為を他人から受けたことはあるか」という質問について、「受けたことがない」と回答した日本人も66%で、こちらも世界最多に。

気遣いのある日本人!通路に出るとき「寝ている人を乗り越える」

「機内で寝ている人の前を通って通路にでる必要があるとき、どのような対応をするか」という質問について、日本人は「寝ている人を乗り越える」という回答がほぼ半数の48%。

一方で、世界平均では「寝ている人を起こして移動してもらう」方が一般的であるという結果に。

同社は、コミュニケーションを取ることはしなくても他人に迷惑をかけたくないという、日本人の優しさが表れている結果と言えるかもしれないとの見解を示した。 

通路側を好むのは、シンガポールと日本の2か国だけ

「機内でどの席を好むか」という質問について、日本人は、ちょうど半数の50%が通路側を好むと回答。その理由としては、「トイレに行きやすいから」という回答が1位に。
寝ている人を起こすことをしない日本人は、トイレに行きやすい通路側の席を好む傾向にあることが判明したという。

なお、日本以外に通路側と答えた人が過半数となった国はシンガポール(53%)のみ。世界平均をみると62%が窓側派となっており、通路側は世界的には少数派ということがわかったという。

とくに、インド、ブラジル、タイ、メキシコ、スペインといった機内で知らない人に話かけるという割合が高い国は、窓側派の割合も高いという結果に。この結果に同社は、他人とのコミュニケーションに対して抵抗がない分、窓側派を選びやすいのかもしれないと推察した。


※調査概要
サンプル数:計18,237名
調査期間:2019年4月12日~4月29日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓国、日本

<出典元>
世界23ヶ国 「フライト内コミュニケーション」に関する国際比較調査 日本人は世界一、機内でのコミュニケーションに消極的 「通路派」が多い日本人!理由は他人に迷惑をかけたくないから?
エクスペディア

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