スキルを持った“旅人”に仕事を依頼できる求人サイト「SAGOJO」は、2019年6月25日、「地域のシゴト」を行うことで無料宿泊できる新サービス「TENJIKU(テンジク)」をリリースしたことを発表した。
「TENJIKU」とは
「TENJIKU」とは、すべてのSAGOJOユーザーが無料で宿泊できる旅人のための地域拠点。
利用する旅人が滞在中にライトな「地域のシゴト(=サゴジョブ)」を行うことで、地域活性化に貢献しつつ地元の人ともより深く関わり、その土地を知り好きになるきっかけを生み出すことを狙いとしている。
2019年6月に吉野町(奈良県)・京丹後市(京都府)・下関市(山口県)の3拠点からスタートし、全国への順次展開を予定しているという。
- 「TENJIKU」の利用について
- 「TENJIKU」で行う「サゴジョブ」について
「TENJIKU」を利用するSAGOJOユーザーの旅人は、SAGOJO上から応募を行い、マッチングを経て宿泊日程の確定に至る。
初回は2〜5泊、2回目以降は1ヶ月まで無料で宿泊することができ、家族・友人との参加も可能。
また旅人は「TENJIKU」の利用によってSAGOJOにおける「旅人レベル」をアップさせることができ、さまざまな特典や新たな「旅するシゴト」のオファーが届く可能性を広げることができるとのことだ。
「TENJIKU」を利用する旅人は、現地の案内人のサポートのもと、自身の志向性や得意分野に合致したライトなシゴト「サゴジョブ」を選択・実践する。
「サゴジョブ」の内容はタイミングや地域特性によって異なりますが、「SNS・ブログなどによるPR」「ゲストハウス運営の手伝い」「農作業・リノベーション作業などの手伝い」「パフォーマンスや勉強会などのイベント開催」などが代表例として挙げられる。
「TENJIKU」は、無料宿泊のために旅の時間の一部を労働に充てるという観点ではなく、旅人と地域の方々が交流・協働を通して得る相互的な体験や関係性そのものを価値として生み出すことを意図しており、一方、利用ユーザーの自由な旅体験を阻害することのないように十分な時間を担保し、新しい「旅×シゴト」の形を提示するという。
現在、追加機能として、旅人ユーザーがよりモチベーション高く地域へ貢献していくための仕組みを開発中としており、また、すでに新しいTENJIKUの拠点を各所に準備中で近日発表予定とのことだ。
同社は、「TENJIKU」の展開により、15,000人を超えるSAGOJOの旅人ユーザーをより活性化し活躍の場を拡大するとともに、地方創生に不可欠である関係人口の創出に貢献することを目指していくとしている。