DUMSCOは2019年6月25日、スマートフォンのカメラによるストレス測定技術を活用し、チーム・組織の科学的なコンディション管理により健康経営をサポートするサービス「ANBAI(アンバイ)」を開発し、同日より提供を開始したと発表した。
ANBAIの概要
- 科学的な自律神経測定の技術を採用
- ウェアラブルなど特別な機器は不要
- Webダッシュボードで組織全体のモニタリングが可能
- アンケート形式による問診も可能
自律神経・ストレスの定量的な評価方法として多くの実績がある「心拍変動解析(HRV)」とよばれる手法を活用。自律神経活動は日々の運動・生活習慣に加えて疲労、睡眠不足などと関係があり、アスリートのコンディション管理などにも応用されているなど、客観的にストレスや体調を見える化できる優れた指標になる。
同社は、同様の技術をアプリ「ストレススキャン」で長年提供しており、そこで得られたデータや技術的なフィードバックを活用し、「ANBAI」ではより進化させた。
ウェアラブル機器などが不要であり、スマートフォン(iOS/Android)で計測ができる技術を活用している。
予算が限られ、機器購入が不可能な企業であっても、健康経営にとって重要なデータの収集が可能だ。
組織の日々の測定結果を、グラフなどでモニタリング可能なダッシュボードも提供している。
アルゴリズムによる異常アラートの表示も行うので、保健師・産業医などの面談基準などにも活用できる。プライバシーに配慮し、従業員の個々の結果は会社が閲覧しないようにすることも可能である(組織分析のみ)。
測定と同時に従業員から問診で生活習慣や仕事の状況など、さまざまな定性情報が収集可能。
結果はWebダッシュボードにリアルタイムに集計されるため手間がかからない。
定量的な自律神経のデータに加えることで、健康経営のデータドリブン化に貢献する。