楽天が運営する地域支援型農業サービス「Rakuten Ragri(ラグリ)は、提供する有機JAS認証のオーガニック野菜(注1)を、2019年6月21日より、スーパーホテルが展開するホテルチェーン「スーパーホテル」の対象10店舗における朝食ビュッフェのサラダ用に提供開始することを発表した。

「Ragri」は、生産者がこだわりを持って育てる農産物を、より多くの消費者に提供できるよう、革新的な流通網および需要の予測に基づく効率的な生産体制の構築を目指している。

愛媛県大洲市では、原料の栽培から加工まで一貫生産し、新鮮なまま各提供先へと納品する、オーガニック野菜のカットサラダ工場を運営しており、同工場で扱う野菜は、農薬・化学肥料不使用、遺伝子組み換え技術不使用(注2)で、環境への負荷を低減した持続可能な生産方式で作られ、有機JAS認証を取得しているという。

これまでに、ユーザー向けの定期宅配サービスとしてや、レストラン・飲食店等向けの業務用として提供を行ってきているが、ホテルチェーンへの提供は今回が初めてとのことだ。

また、「スーパーホテル」では、昨今増加している海外からの宿泊者ニーズも視野に、有機JAS認証を得た野菜を積極的に食事メニューに取り入れているという。

「Ragri」は今後も、日本でのオーガニック野菜の普及や、農業の活性化に寄与するため、さまざまなブランドとのコラボレーションも行いながら、サービス提供の拡大に取り組んでいくとしている。

(注1)日本農林規格等に関する法律(JAS法)に基づく有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、その結果、認定された事業者によって生産された野菜。

(注2)有機JAS規格に準ずる。