Webサイトのブランド力「楽天市場」が総合ランキングトップとの結果

日経BPコンサルティングは2019年6月20日、3万人以上のネットユーザーが国内500のサイトを評価する「Webブランド調査2019-春夏」の結果をまとめた。

この調査では、Webサイトのリニューアルの効果や製品への関心、企業の好感度への影響などが明らかにされている。

主なトピックは3つ。

5つの指数スコアが上昇し楽天市場がトップに

調査対象500サイト中の総合ランキング第1位となったのは「楽天市場」。第2位は「Amazon.co.jp」で、前回第1位の「Yahoo! JAPAN」は2つ順位を落とし、第3位となった。

「楽天市場」のWebブランド指数(WBI)は前回111.6ポイントから2.4ポイント増の114.0ポイント。6つの評価指数のうち「態度変容:企業活動」が前回より低下したものの、その他5つの指数のスコアがそれぞれ上昇した。

サントリーが4回連続で一般企業サイトでの首位を堅持



一般企業サイト(インターネット専業企業サイトを除く)のトップ3は、「サントリー」「Tサイト」「ANA」だった。



第1位の「サントリー」はWBIが前回のスコアから4.2ポイント減の83.3ポイントを獲得し、4回連続で一般企業サイトでの首位を堅持した。

6つの評価指数のうち4つの指数のスコアが前回を下回ったものの、製品・サービスや企業の取り組み訴求に対する評価は高水準を維持した。

また、キャンペーンの利用などの「行動喚起」のスコアが87.3ポイントと極めて高いこともこのサイトの特徴となっている。自由意見をみても、好印象を持ったコンテンツとしてキャンペーンへの言及が多く、サイト来訪者の関心の高さが伺えるとしている。

スコアが大きく上昇したトップ3は第一三共、ANA、ロッテ



前回から今回にかけてスコアが大きく上昇したサイトのトップ3は「第一三共」「ANA」「ロッテ」となった。「第一三共」は前回から12.8ポイント増の53.7ポイント、「ANA」は11.0ポイント増の72.2ポイントだった。

「第一三共」は「態度変容:企業活動」のスコアが大幅に上昇し、WBI上昇をけん引した。

自由意見では新薬や研究開発といった医薬品の情報とともに、レシピコンテンツなどの健康情報に好意的な意見が目立った。

製薬会社としての専門的な内容だけでなく、消費者にとって身近な情報を発信していることが、企業への好感や信頼性の高評価につながった可能性があると同社はみている。


<調査概要>
調査目的:Webサイトのブランド力を測定し、企業や団体のWebにおけるブランド・コミュニケーション戦略の成果を定点観測する
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国、20歳以上のインターネット・ユーザー (日経BPコンサルティングの提携調査会社の調査モニター)
有効回答数:35,448件
調査対象ブランド:企業や団体が運営する日本の主要500サイト
調査実施期間:2019年4月11日~4月19日※半年ごとに年2回実施(春夏:4月、秋冬:10月)

<出典元>
Webサイトのブランド力、総合編は「楽天市場」が3年ぶりの首位  一般企業編のトップ3は「サントリー」「Tサイト」「ANA」  日経BPコンサルティング調べ「Webブランド調査2019-春夏」
日経BPコンサルティング

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