イノベーションリーダーズサミット実行委員会は、昨年度に引き続き、経済産業省と共同で、日米のベンチャーキャピタリストなど107名によって選出された有望スタートアップ企業約1,000社を対象としたアンケート調査を実施。
スタートアップとの連携を通じたオープンイノベーションに積極的な大企業の人気ランキング調査「イノベーティブ大企業ランキング」の2019年度版をまとめ、2019年6月20日、上位30社を発表した。
同調査は、日本における大企業のオープンイノベーション状況を俯瞰的に指標化することを目的に、昨年から開始した年に1回の調査であるという。
イノベーティブ大企業ランキング100位までの企業名や、スタートアップ全業界別ランキング(全20業界)の詳細は、ILS公式サイトにて資料請求が可能。
主なトピックスは3つ。
- 前回調査に続き、スタートアップ投資に積極的なKDDI、ソフトバンク、トヨタ自動車がトップ3を維持
- パナソニック、JR東日本、デンソーが、昨年から順位を上げて、新たに10位圏内へランクイン
- 業界別では、三井化学や富士フイルム、三菱UFJ銀行や関西電力などが、専門領域で存在感を示す
トップ3社は、KDDI、ソフトバンク、トヨタ自動車
「あなたがオープンイノベーション活動に積極的であると感じる、大企業名を挙げてください(3社以上5社まで)」という質問では、上記が上位30社として選出された。
前回の調査に続き、スタートアップ投資に積極的なKDDI、ソフトバンク、トヨタ自動車がトップ3を維持。NTTドコモ、富士通、パナソニックが続く結果となった。
また、昨年の結果から順位を上げ、新たに10位圏内へランクインしたのが、パナソニック、JR東日本、デンソーの3社であった。
さらに、同ランキングをスタートアップ業界別にみると、化学・材料業界では三井化学、再生医療業界では富士フイルム、FinTech業界では三菱UFJ銀行、エレルギー業界では関西電力がトップとなり、企業ごとの専門領域で各社は存在感を示す結果となった。
<調査概要>
調査対象 : 過去3年間に開催されたILS(2016-2018)において、国内外の主力VC(ベンチャーキャピタル)等、約100機関で構成されるILSアドバイザリーボードの推薦を受けて、ILSのメインイベントである大企業とスタートアップの新事業協業マッチングプログラム「パワーマッチング」に参加した国内有望スタートアップ全998社の経営者
調査方法 : インターネット調査(ILS専用サイト上の入力フォームによる回収)
調査期間 : 2019年5月15日~2019年5月31日
有効回答 : 483社(回答率48%)
調査主体 : イノベーションリーダーズサミット運営事務局、経済産業省
<出典元>
「オープンイノベーション版 人気企業ランキング有望スタートアップ企業が選ぶ「イノベーティブ大企業ランキング2019」 結果を発表」
ILS