ヤマダ電機は2019年6月18日、サイブリッジグループ傘下のERY JAPAN LLCと協同でヤマダ電機の通販サイト「ヤマダウェブコム」で注文した商品を宅配ロッカー「ERYBOX(エリーボックス)」で受取ることを可能にするサービスの実証実験をYAMADA ホールセール江東新砂店で開始したと発表した。

配達拠点から利用者の手元に確実に届けるのが課題

この実証実験では、ERY JAPANが提供する宅配ロッカー「ERYBOX」を YAMADA ホールセール江東新砂店の店頭に設置。利用者がヤマダ電機のネット通販サイトであるヤマダウェブコムで家電などの商品注文時に宅配ボックスで受取ることを選択した場合、店頭の「ERYBOX」からいつでも好きな時間に商品を受取ることができる。

また、佐川急便の再配達の指定を「ERYBOX」にすることにより、お客様の商品受取りの利便性が高まるだけでなく、再配達による CO2(二酸化炭素)の排出発生の削減にもつながる。

ネット通販事業を展開するにあたり、配達拠点から利用者の手元に確実に届けるまでの「ラストワンマイル問題」が課題のひとつと認識している。

このような中、同社は全国の店舗を配達の拠点にすることにより配達の便宜性を追及してきた。また、ネットでの注文品を利用者が指定した店頭で渡す「お店 de 受け取り」のサービスはすでに 2016年から運用をしており、店での商品を渡すことで便宜性を提供できていたが、利用者が商品を受取れる時間帯は店舗がオープンしている時間帯に限られるという制限があった。

24時間アクセス可能な宅配ボックスでの受取が可能になることにより、利用者にはさらなる便宜性を提供できることとなる。

今後実証実験に基づき、利便性の高い駅前などの店舗に2号機・3号機も設置予定しているという。