電通、電通国際情報サービス、電通tempo、電通クリエーティブXの電通グループ4社は2019年6月13日、チラシの画像および文字データから音声付きYouTube動画を自動生成するシステム「Dynamic3」(ダイナミックスリー、特許出願中)を開発したと発表した。
(※)「でんつうスーパー汐留店」という表現があるが、本映像内のみの架空の名称。デモンストレーション映像はこちら
サービスの概要および特徴は以下のとおり。
システムによる動画化の実現
下版素材をそのまま使用し、自動でYouTube動画広告を制作するため、日付や価格表示の誤りを防ぎ、時間とコストを大幅削減。
訴求商品(ポイント)を3つに限定
CTRを高める工夫として、訴求商品を3つに限定。この限定により1本の動画から多数のバリエーションを容易に作成。
自動音声の採用
Google音声APIを活用し、自動音声でのナレーションを提供。
配信メディアをYouTubeに限定
配信メディアをYouTubeに絞ることにより、デジタルによる告知からリアルの来店計測まで一連の購買行動をGoogle のサービスを活用し、スピーディーかつコストパフォーマンス良く検証可能。
動画広告は5Gの登場など通信環境の劇的進化に伴い、市場が著しく成長している一方、制作時間とコストが掛かる点が課題となっており、日付や価格などの情報が短期間で変動するチラシには不向きと考えられてきた。
このシステムでは、チラシの下版データをそのまま使用するため、日付や価格表示の誤りを防ぐだけでなく、従来の動画制作に要していた時間とコストの大幅な圧縮が実現される。
また、自動生成されたYouTube動画広告は、チラシが届かない購買層にも数多くリーチし、スーパーマーケット、ドラッグストア、自動車ディーラー、衣料品、不動産、飲食店など、紙のチラシを利用している幅広い業種での来店促進に寄与する。