若年層の7割が電子マネーの普及に期待「電子マネーに関する調査」

テスティーは、10代から20代の男女3,396名(10代男性851名、10代女性845名、20代男性836名、20代女性864名)を対象に、「電子マネーに関する調査」を実施した。

調査では、10代、20代ともに電子マネーの所持率が上増加している一方で、直近1カ月の支払いでは9割が現金を利用していることなどがわかった。

調査結果の概要は以下のとおりだ。

10代、20代ともに電子マネー所持率は増加

直近1カ月以内に利用した支払い方法について調査したところ、10代、20代ともに「現金」が最多となり、9割が現金支払いを利用していた。

次いで「電子マネー」は10代で38.4%、20代で45.3%の結果となった。

キャッシュレス化の推進で注目される「スマートフォン決済」は10代で11.5%、20代で18.2%だった。

また、20代では約5割が「クレジットカード」を支払いに利用していることがわかった。

電子マネーの所持率は上昇

続いて、電子マネーの所持率を調べたところ、10代は65.2%、20代は73.5%と半数以上の結果となった。

同社が実施した2018年、2017年の調査結果と比べると電子マネーの所持率は上昇傾向にある。

さらに、「電子マネーを利用している」と回答した人を対象に、利用している電子マネーの種類を尋ねたところ、「交通系(電子マネー)」が最も多く、10代で73.7%、20代で68.0%だった。

次に多かったのは10代で「nanaco」(24.9%)、20代で「WAON」(34.0%)だった。

若年層の7割が電子マネー普及に期待

「今後、電子マネーがさらに普及してほしいと思うか」という質問では、10代で78.5%、20代で75.2%もの人が「普及してほしいと思う」と回答した。

このことから、電子マネー普及に対しての期待は年々高くなっていることがうかがえる。

続いて、「電子マネー利用について不安があるか」尋ねたところ、「不安がある」と回答したのは10代で42.8%、20代で42.6%だった。

そこで「不安がある」と回答した人にその理由を尋ねたところ、以下の回答が得られた。

お金を使っている感覚が薄くなり使いすぎてしまうとの意見や、情報流出や盗難時に悪用される危険、電力供給がなくなったもしものときに使用できない懸念があるとの意見が挙がった。


■調査期間:2019年4月25日(木)
■調査対象:10代から20代の男女3,396名
■調査項目

直近1ヶ月以内に利用した支払い方法/電子マネー利用・所持率/電子マネー普及希望度/電子マネーへの不安

電子マネー所持種類/電子マネー利用種類/直近電子マネー発行率/電子マネー発行契機/電子マネー利用場所/電子マネーアプリ利用率

電子マネー利用しない理由

<参照元>
『電子マネーに関する調査レポート【2019年版】』

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