インターネット事業会社と通信事業会社の全6社が参画し、インターネット上の防災意識の啓発を目的とした取り組み「サイバー防災訓練」を6月7日(金)より開催することが発表された。
今回の取り組みは、ユーザーの日常生活に関わるサービスを展開する企業6社が一同に会して訓練を実施し、情報発信することで、参加者が自分の生活の中でいかにアカウントが大切で、守らなければならない存在であるかの認知向上を図るものだ。
「サイバー防災訓練」に参画する企業は、アマゾンジャパン、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ヤフー、LINEの全6社。参画各社はいずれもセキュリティ強化に向けた取り組みを継続的に行っている。セキュリティに関しては各社の技術面の向上・改善だけでなく一般への啓発活動に関しても重要な課題として受け止めており、今回インターネット事業会社と通信事業会社が参画して開催する運びとなった。
実施概要は以下のとおりとなる。
【開催日程】 2019年6月7日(金)~2019年6月21日(金)
【U R L】 サイバー防災訓練公式ページ
【参 画】
アマゾンジャパン、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ヤフー、LINE(幹事社)(全6社50音順)
【協 力】
日本サイバー犯罪対策センター、警視庁
また、訓練項目は以下のとおりとなっている。
1.みやぞん作詞・作曲テーマソングを聴いて・歌って、アカウントの大切さと守る必要性を知る
動画にはお笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんが出演し、自ら作詞・作曲したサイバー防災訓練のテーマソング『セキュれてる?(※)』を歌い上げる。
「アカウントを守るためにセキュリティを心がけよう」の意味。(みやぞん考案)
セキュリティの歌、アカウントの歌と肩肘を張らず、みやぞんの歌であることを導入口に、多くの方がアカウントの大切さと守る必要性に気づいてもらうきっかけとなることを目指す。
2.公式ページを読んで、自分の生活でアカウントがどのような役割・脅威・守り方があるかを学ぶ
公式ページではアカウントがなぜ大切なのか、奪われたらどうなるのか、守る方法は何があるのかをわかりやすく説明。毎日の生活で不可欠な存在となるアカウントを正しく知ることは、自分の普段の生活を守ることにも繋がるという。
3.あなたはアカウントを、ひいては普段の生活を守れますか?1分で簡単にチェック
テーマソングの視聴および公式ページを読んだ後、「アカウントのセキュリティ理解度チェック」を設けている。アカウントに関する合計10問の設問で正しいと思う項目をチェックすると、正解率に応じ理解度が100点満点で採点される。
設問は、「恋人と共有しなくなったアカウントのパスワードは変えなくてもよい」「複数のアカウントで同じパスワードを使いまわしてもよい」等、雑なアカウントの扱い方や、「多要素認証やパスワードレスがどのようなものかを知っている」等、アカウントの守り方について。1分でできるチェックテストを試してアカウントの守り方を確認可能だ。