ヤフーは2019年6月4日より、人手不足が大きな課題となっている飲食店の店頭での対応コストの省力化や、ユーザーの待ち時間解消、利便性向上を目指し、飲食店のテイクアウト商品をスマホで事前に注文できる「モバイルオーダー」の実証実験を開始した。

なお実証実験は、フレッシュネスバーガー東京ガーデンテラス紀尾井町店で開始し、今後東京ガーデンテラス紀尾井町内の他の飲食店にも拡大を予定している。

同サービスは、注文後は提供予定時間に来店すれば、待ち時間無く商品を受け取れる仕組みだ。決済方法は、実証実験開始時は受取時のPayPay決済のみとなるが、2019年7月頃に注文時のオンライン決済を追加予定としている。

今後、ピークタイムに利用者が集中するという飲食店の課題解決に向けて、ピークタイム以外に使えるクーポン発行などによるオフピーク利用の推進や、センサーを利用したイートイン席の満空情報提供なども予定している。