ビズリーチは、転職サイト「キャリトレ」において、20代会員を対象に令和時代の転職活動に関する調査を実施した。
新しい働き方や雇用のあり方に社会の注目が集まるなか、今後の令和の時代を支えていく20代の多くは、学生の頃から新卒入社の企業で定年まで働くことを想定していない実態が浮き彫りとなった。
また、「スカウト」や「リファラル」が理想の転職形態と答えた人が半数以上を占め、企業から声がかかれば転職活動をしていなくても「会ってもよい」と考える人が9割以上の結果となった。
調査結果の概要は以下のとおりだ。
約8割が新卒入社の企業でも転職を想定
20代に「学生として就職活動をしているとき、入社後に転職することを意識していましたか?」と尋ねたところ、新卒入社の企業で定年まで働くだろうと考えていた人は約22%だった。一方で半数以上は将来的に転職することを意識しており、さらに具体的に転職する時期まで想定していたのは約14%だった。20代の多くは、長期的なキャリアの選択肢として、転職も視野に入れた就職活動をしていることがわかった。
理想の転職は「スカウト」か「リファラル」が半数以上
理想の転職については20代の約66%が採用企業からスカウトを受けるか、リファラルで知人・友人から声がかかることを望んでいることが明らかとなった。
これは、自身で応募すると答えた約20%を大きく上回る結果であり、自身が志望する企業のみならず、自身に興味を持っている企業もキャリアの選択肢になり得ることがうかがえる。
約97%が転職活動をしていなくても「企業から声がかかれば『会ってもよい』」
転職活動をしていなくとも企業から声がかかれば人事や社員に「会ってもよい」と答えた人は約97%に上った。20代の多くが今すぐ転職を検討していなくても、自分に関心を寄せる企業の話を聞きにいき、自身の選択肢を知ることで市場価値を確かめたい意向があることがうかがえた。
【調査概要】
・実施期間:2019年4月22日~26日
・対象:転職サイト「キャリトレ」会員のビジネスパーソン537名(20代会員に限定)
※各比率において項目によっては端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある
<参照元>
『~約8割が、新卒入社の企業で定年まで働くことを想定していない~
「キャリトレ」が令和時代の転職活動について20代に調査』
BIZREACH