約6割のイマドキ若者がeスポーツに夢中「eスポーツに関する意識調査」

SMBCコンシューマーファイナンスは、同社が運営する若者向けのトレンド情報サイト「ビンカンSTATION」で、全国の高校生、大学・専門学校生を対象とし、【eスポーツへの興味】に関する調査を実施、2019年5月29日にその結果を発表した。

約6割の若者がeスポーツを楽しんでいる

まず、「日頃からよくゲームをしますか?」と質問したところ、なんとアンケート回答者の4人に3人となる約8割(76.9%)が日頃からゲームを楽しんでいることがわかった。また、高校生(78.0%)と大学・専門学校生(74.5%)ではほぼ同率に対し、男性(89.1%)は女性(64.9%)の1.4倍ゲームを楽しんでいることがわかった。

では、イマドキ若者のeスポーツ(対戦ゲーム)への興味はどのくらいあるのだろうか。「日頃からゲームをする」と回答した人へ「eスポーツはしますか?」と質問をしてみたところ、半数以上(59.4%)がeスポーツを行っていることがわかった。

特に男性がeスポーツを行うと回答した割合(71.0%)は女性の割合(43.7%)に比べ、1.6倍となっている。

どのようなゲーム機で楽しんでいるのだろうか。「eスポーツをする」との回答者へ「どのゲーム機を使ってeスポーツをしていますか?」と質問した。すると、スマートフォンや携帯ゲーム機を使った『モバイル』との回答者が全体の約8割(83.9%)を超えていた。

特にモバイルでのeスポーツ志向は、女性(88.3%)が男性(81.9%)を上回っており、もっとも高い回答が女性の大学・専門学校生で、約9割(88.6%)にも達していることがわかった。

この結果から、女性のモバイルリテラシーは、非常に長けていると言える。一方で、男性はモバイルにこだわらず、家庭用ゲーム機やパソコン、ゲームセンターなど、従来型のゲーム機を使ってeスポーツを行う本格派であると言える。

人気はアクションゲーム。6割が無料コンテンツを活用

では、どのようなジャンルが人気なのだろうか。eスポーツを行うとの回答者へ好きなジャンルを聞いた。結果は学校別、男女別、カテゴリー別すべてにおいてアクションゲームが約2割(23.7%)を超えた。次に男性がシューティング、女性が音楽ゲームと男女で人気が分かれる結果となった。

また、イマドキ若者の6割(62.3%)は、ひとつのジャンルにこだわらず複数のジャンルを選択し、マルチにeスポーツを楽しんでいることもうかがえた。

実際eスポーツを行う中で出費はどのくらいなのだろうか?1カ月に自由に使えるお金(バイト代、おこづかいなど)のうち、eスポーツに使うお金の割合を聞いた。

すると、6割(60.1%)が『お金を使わない』と回答した。最近ではスマートフォンを保有している中高生の約9割が無料のデジタルコンテンツを利用している「無料ネーティブ世代」と言われているようで、ゲームにおいても賢く無料コンテンツを使って楽しんでいることがうかがえる。

また、お金を使うとの回答者でも、3分の2(66.3%)が1カ月に使えるお金のうち、eスポーツに使っているのは『20%未満である』と回答している。

プロ選手として生計を立てるにはまだまだ厳しい世界と言われているeスポーツの世界だが、最近では高校に専門コースが開業したり、大学公認のサークルが誕生するなど、授業でプロ選手から学ぶことができる環境も整ってきているようだ。

SMBCコンシューマーファイナンスでは、将来を考えるイマドキ若者にとって、eスポーツは魅力的な職業のひとつにランクインする日も近いとのはないかとの見解を示している。

※本調査は2018年11月時点のもの。
調査は、SMBCコンシューマーファイナンスが開催したPROMISE 金融経済教育セミナーの受講者6,325名(男性:3,143名うち高校生2,268名、大学・専門学校生 875名)、(女性:3,182名うち高校生2,060名、大学・専門学校生1,122名)を対象に行われた。調査期間は2018年9 月3日~2018年11月30日。

<参照元>
『【eスポーツに興味はありますか?】イマドキ若者も対戦ゲームに夢中!?』
SMBCコンシューマーファイナンス

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