Enbowl は、ユーザー個人が自らの意思でパーソナルデータを価値に変えることができるデータウォレットアプリ「moraco(モラコ)」を開発し、2019年6月のβ版リリースに向けて事前登録キャンペーンを開始したことを発表した。

moracoは、企業や運営から配信されるアンケートに回答することでアプリ内にユーザーの情報を貯めていき、自身の手で情報を管理し、自らの意思で個人のパーソナルデータを様々な価値に変えることが可能な、ブロックチェーン技術を活用したデータウォレットアプリ。

同社ではmoracoにおいて、分散型PDS(※2)を用いることでパーソナルデータを保有せず、データの流通情報をブロックチェーン技術で管理し信頼性を担保しているとのことだ。

ユーザーの趣味嗜好や体調などのパーソナルデータは端末のアプリケーション内に保存され、ユーザー自らの意思・同意に基づき企業へ情報提供が行われる。

情報提供を行ったユーザーは、その対価としてギフトカードなどに交換可能なポイントを受け取ることができるとともに、享受したポイントの交換履歴やパーソナルデータの提供先などを、常に自身で把握することが可能。

※2 分散型PDS
分散型PDSとは、パーソナルデータを一箇所に集約せず、暗号化されて分散した状態で保管し、事業者側は個人が承諾した利用目的に限って利用でき、個人は自分自身での利用はもとより、他の人と安全に共有できる仕組み。