今求められるリーダー像は「支援型」。理想は孫正義氏

エン・ジャパンは、同社が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「求められるリーダー像」についてアンケート調査を行ない、2019年5月29日にその結果を発表した。

それによると、企業が求めるリーダー像の第1位は「支援型(サーバント型)リーダー」だった。

求められるのは「支援型リーダー」

転職コンサルタントに「ミドル世代の転職者に企業が求めるリーダー像は、どのようなタイプが多いですか?」と聞いたところ、メンバーや組織の主体性を引き出す「支援型(サーバント型)リーダー」(34%)が最多だった。

次いで、カリスマ性や変革性により組織を統率する「統率・支配型リーダー」(25%)、権威・権限で統率する「管理型リーダー」(21%)が続きます。自身の自己実現を軸に周囲を巻き込んでいく「自己実現型リーダー」(13%)は1割に留まった。

「これからのリーダーに求められる力は何ですか?」と聞くと、トップ3は「メンバーが活躍しやすい環境を作り出せる」(60%)、「職場やメンバーを支援し、目標達成に導ける」(58%)、「達成に向け現実的なプロセスを構築できる戦略性」(54%)でした。

また、その回答に当てはまるリーダー像を実在の経営者に例えてもらうと、上位3名に挙げられたのは「孫正義」、「稲盛和夫」、「柳井正」だった。

変化するリーダー像に対応するため幹部教育する企業も

「近年、ミドル世代の転職者に企業が求めるリーダー像は変化していると感じますか?」と聞くと、85%が「変化していると感じる」(変化していると感じる:39%、どちらかといえば変化していると感じる:46%)と回答した。

特に変化を感じる業界は「メーカー」(63%)、「IT・インターネット」(54%)、企業タイプは「中堅・中小企業」(59%)が多く回答された。

「ミドル世代の転職者に対し、企業が求めるリーダー像が変化していると感じる」と回答した人に、リーダー像の変化に対応するため、幹部教育を行なっている企業は増えていると感じるか聞くと、62%が「増えていると感じる」(増えていると感じる:40%、どちらかといえば増えていると感じる:22%)と回答した。


※本調査は2019年5月時点のもの。
調査は、「ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタント117名を対象にした。

<参照元>
『転職コンサルタント100人に聞く! 「いま求められるリーダー像」 第1位は「支援型(サーバント型)リーダー」。 これからのリーダーに求められる力を持った 実在の経営者は、 「孫 正義」「稲盛 和夫」「柳井 正」。』

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