日本ユニシスが「BRaVS(ブラーブス) Library」と「BRaVS Platform」の販売を開始した。さらに、「BRaVS Library」の導入を検討するユーザー向けに「精度検証サービス」の提供も開始する。
「BRaVS Library」と「BRaVS Platform」
「BRaVS Library」とは、日本ユニシスグループの深層学習を使った5つの機能と画像処理ライブラリ・3Dデータ処理ライブラリなどの独自技術を一つのライブラリにパッケージングした4D解析を実現する空間認識プラットフォーム。
また、「BRaVS Platform」は、BRaVS Libraryを日本マイクロソフト社が提供するAzureをベースとした日本ユニシスのIoT基盤である「IoTビジネスプラットフォーム」上に実装することで、APIサービスとして画像解析などの機能を提供するサービスとなっている。
「BRaVS Library」と「BRaVS Platform」は、平面画像だけではなく、3Dデータや4Dデータを扱うことができるため、さらに対象物に関する付加情報(「地域」・「季節」・「時間帯」・「気温」・「音」など)を含めた深層学習により、総合判断が可能になるという。
さらに4Dデータに加えて、多様な影響因子を加えた複合的なデータ解析が可能になることで、熟練労働者の五感を駆使した高度な判定に近づくことが可能だという。
精度検証サービスとは
同サービスの導入を検討するユーザー向けに提供される精度検証サービスは、「データはある(取得できる)が、何から手を付けていいか分からない」というユーザーが既に持っているデータをもとに、深層学習し、精度の判定および評価のレポートを最短5営業日で提供するサービス。
これにより、学習および精度判定にかかっていた時間を1/3程度(社内実績比)に短縮できるという。また、「最初の1回目」だけでなく、チューニングと精度検証サービスを繰り返すことで、精度の改善にかかる期間を大幅に短縮することも可能。
同社は、人手に依存している目視業務を大幅に軽減し、労働集約型から知識集約型へのシフトを加速を目指すという。