オンラインの消費者購買行動に特化した調査機関デジタルショッパー総合研究所は、日本在住の男女500名に対し、Amazonモール内購入レビューに関する調査を実施、2019年5月17日にその結果を発表した。
それによると、ポジティブレビューを参考にしているのは「世帯年収600〜800万円」、逆にネガティブレビューをもっとも気にしているのは「世帯年収1500〜2000万円」であることがわかった。
「世帯年収1500〜2000万円」は「レビューは信用していない」
まず、Amazonレビューの信用度「全体的に信用」「購入者のみのレビューを見る」「良いレビューを見る」「悪いレビューを見る」を4つに分け、それぞれを5段階評価で意向を調査し、ネガポジ傾向別にスコアリングを行った。
その結果、「レビューを全体的に信用しており、悪いレビューはあまり見ない」のは「世帯年収600〜800万円」の層がポジティブスコア41.93%ともっとも多く、逆にネガティブスコアが50.15%と「悪いレビューをよく見て、全体的にレビューは信用していない」傾向が色濃く出たのは「世帯年収1500〜2000万円」という結果となった。
また、各世帯年収別に衝動外の頻度を調査を行ったところ、「世帯年収600〜800万円」の家庭が「全くしない(14.08%)」「あまりないがたまにする(38.03%)」と衝動買いに慎重な姿勢を示し、逆に「週1回以上ある(33.33%)」「2−3週間に一回程度ある(22.22%)」と衝動買いの頻度が最も高いのが「対年収1500〜2000万円未満」の家庭という結果になった。
加えて、各世帯年収別にAmazonにおいて不安、躊躇となり得るレビュー点数を調査した。
その結果、「4〜5点未満(6.58%)」「3〜4点未満(22.81%)」と高い点数に不安を感じる傾向が強かったのが、慎重な「世帯年収600〜800万円」の家庭だった。
また同様に、日頃衝動的に買い物をしている「年収1500〜2000万円未満」の家庭が「1〜2点未満(23.08%)」「1点未満(3.85%)」と、低い点数に不安を覚える傾向が強いということがわかった。
そして、「レビュー点数を気にしない」と答えたのが、「2,000万円以上」と高所得帯の世帯という結果となった。
※本調査は2018年12月時点のもの。
調査は、全国47都道府県の20~69歳の男女(マクロミル社提供)500名を対象とした。調査期間は2018年12月21日~2018年12月23日だった。
<参照元>
『世帯年収別にAmazonレビュー信用度を調査』