セコムは、自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」のサービス提供を6月から開始し、成田国際空港での導入が決定したことを発表した。

(左)セコムロボットX2、(右)アームでゴミ箱などの点検が可能X2

「セコムロボットX2」は、2005年10月に販売開始した「セコムロボットX」の機能をさらに進化させた巡回監視用のロボットだ。

レーザーセンサーにより自己位置を特定しながら敷地内の巡回ルートを自律走行し、搭載したカメラによりさまざまな場所で画像監視を行う。また、巡回後は定められた立哨ポイントで停止し、周囲の監視を行う。

さらに、ロボット上部には赤外線センサー、熱画像センサー、金属探知機を内蔵したアームが搭載されており、巡回中に発見した放置物やルート上に置かれたゴミ箱などを点検することも可能となっている。

同社は、国内、海外から多くの利用客が訪れる成田国際空港おいて常駐警備員による巡回監視や立哨、出入管理などの常駐警備サービスを提供している。

今後は、常駐警備員に加え、「セコムロボットX2」が巡回監視や立哨などの業務の一部を担うことで、人とロボットの力が融合したより高度なセキュリティを提供するとともに、警備の効率化を実現していくとしている。