シャープは、女性就業率の上昇や少子高齢化の進展といった社会背景を受け、既存サービスである「COCORO+」を拡充した新スマートホームサービス「COCORO HOME」を開始すると発表した。
COCORO+は、クラウドと接続したAIoT家電がユーザーの好みや習慣を学習して最適な運転やアドバイスをしてくれる生活サービスだ。
音声対話による献立相談や、新たなレシピの追加・検索など、毎日の料理が便利で快適になるサービス「COCORO KITCHEN」、人工知能が天気や気候、好みに合わせてエアコンや空気清浄機をコントロールしてくれる「COCORO AIR」など、さまざまなサービスを展開している。
各サービスに対応した商品は10カテゴリー272機種以上に拡大している(2019年5月20日現在)。今回の新サービス開始に伴い、シャープでは各種COCORO+サービスを互いに連携させ、さらには暮らしに役立つ他社サービスとの連携も行う予定だ。
主な特長
- 各種COCORO+サービスや機器の利用データからユーザーの習慣を学習。スマートフォン用アプリCOCORO HOMEが場面に応じて複数機器の一括操作を提案
「テレビ・エアコンを消して、シャッターを閉じる」などの決まった家電操作をしていると、家電の利用データを通じてCOCORO HOMEが学習し、一括操作の登録を誘導してくれる。一度登録すれば、次回から1クリックで簡単に一連の操作をまとめて行うことが可能。(今秋サービス開始予定)
- ユーザーの好みや習慣を学習し家電とアプリが連携。料理メニューなどの状況に最適なサービスをお知らせ
ウォーターオーブン「ヘルシオ」や水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」の普段の調理履歴からユーザーの好みや習慣を学習する。好みの食材を使ったメニューや、将来的にはスーパー特売情報などの耳寄り情報を家事の最中に近くの冷蔵庫が音声でお知らせする。
COCORO HOMEアプリでは、家電製品の運転状況や、お知らせした耳寄り情報がタイムライン形式で投稿される。通勤中の電車内での隙間時間に詳細内容を確認できる。
- 他社サービスとの連携で暮らしに役立つスマートホームサービスを順次開始・拡充
同社のAIoT家電に留まらず他社の住設機器との連携を進め、家事支援や家族の見守りといったつながる機器を拡充していく。
(今秋サービス開始予定)
同社は、COCORO HOMEのプラットフォームを開放し、セコム、KDDI、関西電力をはじめとする他社との連携を積極的に進め、留守宅の子どもや離れて暮らす家族の見守り、食材の宅配、家事代行、家電メンテナンスといった生活サービスを順次開始・拡充し、快適でココロつながるスマートライフを提案していくという。